政治家、役人というのは、問題を作っては「対策」と称してまた問題を作り出す。そして税金をかすめ取って懐を肥やしていく。その悪知恵に掛けては天才的だ。今やそういう才能を持った人間しか、政治家、役人になれない。何から何までとことん腐り切っている。
この超格差社会の煽りを、もっとも受けているのが若者とシングルマザーではないかと思う。これでは、結婚もできないし、少子化になるのは当たり前ではありませんか? それなのに、これもまた「少子化対策」と称して、特命担当大臣のポストまで作り、実効性のない無意味なスローガンの羅列だけのために税金を使っている。
若者は日本の将来を担うことになるわけだし、シングルマザーはその次の世代の若者を育てていく渦中にあるわけで、どうしてもっと大切に扱わないのだろうと思う。年金だって、次の世代の収入が支える構造になっているわけですから、破綻するのは目に見えている。それなのに、年金運用の失敗で8兆円もの損失を出したというのですから、どうなっているんでしょうねぇ。
もう一つ、私が不思議で仕方がないのは、デモやストライキが起きないこと。欧米では今の政治に対する不満からデモやストが頻発しているというのに、日本にはそれがない。ただじっとして、甘んじて受け入れるといった風潮です。「和の精神」にも全くほどがある、と思います。Cool Japan とか言って、オタク文化に埋没しているだけで本当にいいんでしょうかねぇ。
私は、自分が27歳までフリーター生活を送りましたから、その時の不安感や焦燥感や絶望感がよく解るんです。今とは時代状況が違うので、自分が味わった感覚と、今の若者が同じだと断じるわけにはいきませんが、若者特有の感覚というのは、そんなに違いがないんじゃないかと思うんですよね。
当時は、自分が結婚できるなんて思ってもいませんでした。社会から落ちこぼれたという疎外感と、到達できない理想へのもどかしさが一緒になってしまい、いっそのこと「もう死んでやろう」と思いながら、一袋のそうめんを朝夕に半分ずつ食べて、生きながらえて来ました。おかげで栄養失調になり、眼病になったこともあります。
自分はへなちょこだったけれども、フヌケにはならなかった。いつも怒りを抱えていて、そのエネルギーを燃やして生きてきました。
人生はいつでもやり直せますから、将来がどうのと言うつもりはないのですが、心が折れてしまうことだけが気がかりなのです。理不尽な状況を甘んじて受け入れ続けていますと、心がポッキリ折れてしまいます。そうなると、自己を変身させるエネルギーまでもが失われてしまいます。それはもったいないことですし、何よりあなたの「魂」が喜びません。
あなたには才能があるし、自分を輝かせることが出来るのですから、そこに向かって、とにかく一歩を踏み出すことが何より大切です。後先考えずに、ご自分の直感に従って行動して欲しい。あなたは独りぼっちではなく、あなたにはいついかなる時にも応援してくれる守護霊が付いているのですから、安心して、この世の生を全うしなさい。
怒ったっていいんですよ。反抗したっていいんですよ。若い炎を燃やせ。シングルマザーの苦境を叫べ。そうやって、腐り切った社会を、理想社会に変えていくんだ。
Move! Move! Move! Move!
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