病は「心」のあり方が作る
2014.08.31 Sunday
平成25年度に医療機関に支払われた医療費が、過去最高の39.3兆円となり11年連続で過去最高を更新したそうです。1人当たりに換算した医療費は、年間30.8万円に上ります。この数字をどう思われるでしょうか? 高齢化社会なのだから当然だとお考えになりますか?
だとすれば、すでに術中に落ちていることになります。<11年連続で過去最高を更新>と聞くと、何かいいことのような錯覚をしてしまいますが、裏を返せば、政府、医療機関、製薬会社、民間保険会社、マスコミが共同で目論む悪循環構造が完全に定着したということを物語っています。
あなたがもし総理大臣なら、国民の健康ということについてどう考えて、どんな施策をとりますか? 私ならば、<11年連続で「医療費抑制」に成功した>と、国民に向かって胸を張って言えるような政治をしたいと考えます。でも現実はそれとは真逆です。おかしいとは思いませんか?
国の予算が足りない足りないと言いながらも、医療費は年々増大させている。医療費が増大しているということは、病人が増えているということなんですよ。医療科学が発達した、高度医療で命を救えるようになった、ワクチン摂取で予防しましょうと言いながら、これは一体どういうことでしょう?
健康志向の世の中と言いながら、ちっとも「健康」になっていないじゃないですか。むしろ「病気」になる人が年々増えているじゃないですか。
でもこれはある意味当然。昨日も、たまたま食堂でテレビを見ていたら「デング熱」の国内感染予想○万人と騒いでいる。そしてレポーターが代々木公園をバックに何か言っている。こういう脅しを次から次へと繰り出し、「何かあったら、自己判断はせずにすぐに医療機関へ」という刷り込みをし続けて来た。その結果が11年連続の「医療産業の成長」です。
質(たち)が悪いのは、こうした刷り込みの結果、「人は病気になるもの」「齢をとったら体がおかしくなるもの」「今や外界は危険なウィルスだらけ」「不安だったらワクチンを打て」「民間療法には根拠がない」「病気は唯一医者だけが治すもの」「それは薬と手術によって実現される」「しかし健康でいたいのなら、健康保険だけでは足りないよ」という、ほとんど「信仰」と言っていいほどの、間違った知識を植え付けることに成功してしまったことです。
「病は気から」というのは本当のことで、この「気」には、二つの意味があります。一つは気功でいうところの「気」、つまり根源的生命エネルギーから流れ込んで来るプラーナです。もう一つは気持ちの「気」、つまり「心」のあり方です。
人体というものは絶えず新しい細胞が生み出されていて、それは、その人の「心」のあり方を現実化します。ですから「人は病気になるもの」とその人が信じていたとしたら、それがやがて現実化していきます。加えて、プラーナの働きをむしろ阻害するような治療行為が主流となったのですから、今や二重の意味で、病人が生産されやすい状況になってしまったということです。
むろん、このような考えが受け入れられないことは覚悟の上です。それこそ「信仰」じゃないのか、とお叱りを受けるかも知れません。いま言った「気」の働きを証明することは困難ですが、現代の医療は健康を実現しない、ということは確実に証明されているのではないでしょうか。
一杯の水を飲むときにも、ただ飲むのではなく、ありがたく押し頂いて、この水が体全体に行き渡り、身も心もきれいにして活力を与えてくれるとイメージして飲むのとでは違ってくるのです。ストレスが溜まったり疲れたときには、プラーナのエネルギーが入って来ることをイメージして、静かに深呼吸してみてください。活力が戻って来ます。