ボディ・ワーク
2013.09.30 Monday
ブライアン・ワイス氏の著書の中に、自分の「前世」を想起する手段の一つとして、「ボディ・ワーク」というものが出て来ます。これは著者自身が整体を受けている時に「前世」を想い出した体験から、それを「前世想起」の一つの有効な手段として位置づけたものです。
確かに、整体などの「ボディ・ワーク」の中にはリラックス効果の非常に高いものがあり、それが自然な「瞑想」状態へと意識を移行させ、そして「前世想起」を誘発させることは充分に考えられます。
先日お会いした女性は、アロマティック・マッサージを受けている時に「前世」の一端を想い出したと仰られていました。これもなるほどと思いました。嗅覚をつかさどる鼻は顔の真ん中にあって、視覚情報などとは違い左右の神経がクロスしていません。そして脳の中枢部に直接作用することが知られています。
また「瞑想」をしておりますと、まざまざと匂いを感じることがあるのです。このことから、匂いというものが、「前世想起」にかなり役立つかも知れません。これは面白いテーマですし、今後の研究課題でしょう。
さて私の場合は、別の貴重な体験をしました。「ボディ・ワーク」をした結果、トラウマが出てきてしまったのです。いったんトラウマが誘発されると、それを落ち着かせるには1〜2ヵ月掛かります。
「前世想起」も「トラウマ想起」も、ともに過去の記憶(および感情、感覚)を想い出すということでは変わらないのですが、記憶には、幸福感に満ちた記憶と、封印してしまった辛い記憶もありますから、「ボディ・ワーク」も慎重にしなければなりません。
これも今後の課題でしょう。
*10月13日に、多摩市関戸公民館で「前世想起」に関するセミナーを行います。ご興味のある方はお出かけください。