by Rainbow School
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ケセラセラ
いつもいつも深刻に世の中のことを考えていてはいけませんよね。
たまには息抜きしなくちゃ。
今日はケセラセラと参りましょうか。なんとかなるさ。なるようになるさ。
怖がり
私は大変な怖がりです。
小学校に入学して迎えた最初の運動会。徒競走のスタートラインで心臓がドキドキして、そのまま失神しそうになりました。「ああ自分は、人一倍怖がりなんだ」と認識した最初です。

10歳の時に海で溺れて水が怖くなり、13歳の時にはスキーに連れられて行って全く滑れず、雪山で死ぬ思いをしました。
それから、夏も冬も嫌いになりました。

20歳で某学校を卒業したときには、世の中に出ることが怖くて就職活動ができず、あろうことかフリーターになってしまいました。27歳で初めて某デザイン会社に就職したときには、電話に出ることが出来ませんでした。「ああどうか、電話が掛かって来ませんように」と、毎日お祈りしていました。

今でも怖いものだらけです。地震が怖い。津波が怖い。放射能が怖い。病気が怖い。戦争が怖い。ヤクザが怖い。高いところが怖い。飛行機が怖い。スピードが怖い。ジェットコースターが怖い。首都高速が怖い。つづら折りの運転が怖い。暗闇が怖い、幽霊が怖い。動物憑依が怖い。試験が怖い。蛭が怖い。ゲテモノが怖い。女が怖い。通帳の残高を見るのが怖い。

怖いけれど、飛び込んで、一つ一つ慣れていくしかありませんね。
筋肉鍛えてますか?
昨年から、老衰のために一日のほとんどの時間を眠るようになってしまった母。
あっという間に筋力が落ち、今では自力で起き上がることもできなくなりました。
筋肉って大事だなと、つくづく思いました。

足や腕の筋肉だけではありません。顔の表情を作っているのも筋肉です。
咀嚼機能が衰えたり、眼蓋が下がってきたら要注意。
足腰や腹筋、背筋だけでなく、顔の筋肉も鍛えないとね。

韓国ドラマばっかり見ていたり、どこへ行くのもクルマというんじゃいけませんよ。
人はどうしたってイージーな方向へ流れてしまいますから、意識して改めなければ、筋力はすぐに落ちてしまいます。

運動しようと思うとなかなか大変で、長続きしませんから、家事に精を出すといいんです。
家事をどんどんこなせば同時に筋肉も鍛えられる。一石二鳥でこんないいことはありません。
えっ、家事が嫌いですって? しょうがないな、まったく。
わだかまりの消失
鉛筆の画家木下晋さんの個展を観に行ったときに、母親を描いた作品がありました。
老いた母親の上半身ヌード画です。くたびれた体の中に、彼女が生きてきた人生が垣間見えます。
木下さんは、この母親に二度捨てられたといいます。

でも絵を描くために、母親をずっと観察し続けていたら、彼女にも彼女の人生があったことが理解でき、それでわだかまりがなくなったそうです。
私にも、解る気がします。親へのわだかまりがいつまでも消えないとしたら、見つめ方が足りないのかも知れません。
適職
自分の適職は何か? そのことで悩んでおられる方もきっと多いことでしょう。
一つのヒントとしては、子供時代に「自分が夢中になったことは何か」と問うてみることです。

子供時代に夢中になったことは、辛さよりも面白さの方が勝っていたということです。
ですから適職である可能性が高いですし、過去世からの因縁が影響している(過去世で実際に従事していたことがあったなど)場合も少なくありません。

でも今の30代以下の人に「子供時代に夢中になったことは何?」と聞いたら、男の子なら「テレビゲーム」と答えるかも知れませんね。
実際、それで「ゲームデザイナーになりたい」という人が多いそうですよ。でも当然ながら、それは大変な狭き門になってしまいます。

私たちが子供の頃は、いろんな労働者が、道路から見えるところで仕事をしていました。
鍛冶屋、畳屋、建具屋、大工、自転車屋。鉄工所に木工所。魚屋に八百屋。農家。豆腐屋や納豆屋は行商に来るし、屑屋や鋳掛屋、金魚売り、竿竹屋、紙芝居のおじさんなんて人も時々来ていました。

それらを子供たちは飽きもせずに眺めていたわけですね。
やっぱり、そういう体験ができる環境が必要だと思います。
富裕層を狙え?
実家に帰った折り、姉がお付き合いで講演会を聞きに行くというので、留守番をしました。
帰って来た姉から話を聞くと、○○総研のその女性コンサルタントはこう語ったそうです。

「洞爺湖サミットで使われたホテルは、一時経営破綻に陥ったが、その後富裕層に的を絞って再生した。だからこれからは富裕層を狙えば儲かるし、地方もそれで活性化する。東京では家事労働はもう自分でしなくなっている。だからそこにビジネスチャンスがある。」

私はそれを聞いて、まだそんなことを言っているコンサルタントが居るのかと思いました。
姉も「だからって、儲けてどうするのよ? それが別に幸せだとは私は思わない。あっちこっちに行って、きっと同じこと喋ってるんだろうけど、みんながそれをやったらすぐに結局過当競争になるじゃないの。」

私も以前コンサルタントでしたから、コンサルタントの手口はよーく解ります。
成功事例をいっぱい並べて、オーディエンスをその気にさせて、ある方向に誘導していくのです。もちろん、自分たちが潤うためにね。
でも、成長神話とか成功モデルは、もういいのではないでしょうか? 姉の言うように、そんなものが幸福と錯覚していた時代は終わったと思います。

それに私は、この女性コンサルタントの発想が嫌いです。
「家事労働はサービス機関に任せればいい」と言いますが、そうしたサービスを行う側は、大抵が低廉な報酬しか受けられずに過酷な労働を強いられています。それで新しい産業が起こるという人もいますが、産業化して儲かっているのは、結局は投資家だけなのです。

投資家という人たちは、働く人を道具としてしか見ません。投資家にとっては、利回りだけが関心事であり、土地、建物、金銀、為替、先物取引、債権、などと同一の延長上に儲かる産業への投資(つまり株)があるのです。
確かに新しい産業が起こるでしょうし、それで雇用も生まれるでしょう。しかし私は、このような差別を生み出す産業構造を理想社会だとは全く思いません。

「アメリカ帰りの優秀なコンサルタント」というブランド力に負け、信用してしまう人もいるでしょうが、今日のような階級社会と雇用不安を生み出した現況は、そのアメリカの思想にあると私は思っています。そしてその強欲の報いが、金融不安という形で、いま全世界を覆っているのです。

いったいいつになったら気がつくのでしょうか? 富裕層の人々というのは一生気がつかないのかも知れません。
素直
森田療法(鬱病などの神経症に関する独自の理論と療法を確立)で有名な故森田正馬先生がこう語っています。
「私の教えでは『素直』ということがもっとも大切です。素直な人は、よくなった人の話を聞くと、自然にその気合につりこまれて治りますが、ヒネクレた人はなかなか治りません。」

これには、私にも思い当たるところが多々あります。
45歳を過ぎてから、私はアトピー性皮膚炎になりました。最初は「ちょっと痒いな」という程度だったのですが、病院に行き出してからどんどん悪化。顔は真っ赤に腫れ上がって、カポシ水痘様症と関節リウマチも発症しました。

その病院からは「もう治せない」と言われ、一時は絶望的な気分になりましたが、それでも何か方策はあるだろうと、いろんなことを試して歩きました。
そして5年くらいたったときに、ある薬局の先生と出会い、その先生の指導によってわずか半年で劇的な改善を見たのです。この療法というのが驚くなかれ「指定された水を飲む」というただそれだけだったのです。

後でその先生から「あなたは素直だから治ると思った」と言われ、さらに驚きました。
私は5年間も求めて求めて藁にもすがりたい気持ちでしたから、「良いと言われたことはなんでもやってみよう」と思っていました。当然、他の人もみんなそうだと思っていましたら、そんな人は少ないというのです。意外でした。

子供のころから何十年もアトピーの状態が続いていると、もう疑心暗鬼になってしまって「こうすると良いですよ」と言われても、「ハイそうですか」とは、すぐに飛び込めなくなってしまうようです。

アトピーで苦しんでいる人に私が治癒の体験を話しますと、一応は興味を示しますので、これまで延べ30人ほどにその薬局を紹介して来ました。
ところが、実際に行った人は、たったの一人です。

そして、行かなかった人を見ていますと、相変わらず「苦しい、苦しい」と言っています。
こうなりますと、もう「縁」ということを考えずにはいられません。
その人には「縁」がなかったのです。

でも、物事の変化はすべて「縁」から生じるのですから、「縁」を拒否していたのでは、変わりようがありません。
いかに「素直」が大事かということですね。


●神経症で悩まれている方は、次のサイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。
(財)メンタルヘルス岡本記念財団
82歳、現役の大工さん

実家が改築をするというので、様子を見に帰省しました。
そこで黙々と作業をしている大工さんを見てびっくりです。
私が中学二年の時にやはり家を改築したのですが、その時の大工さんと同じ人だったのです。

あれから44年が経っています。聞けば御年82歳とか。
それでバリバリの現役です。普通にちゃんと仕事をこなしています。
これは一体どうゆうわけだろうと思いました。

このTさんはお酒が飲めません。いたって真面目な人で、いつも物静かに淡々と仕事をしています。毎朝7時45分に現場に来て、打ち合わせをしてから8時に作業開始。10時から30分休憩。12時から1時までは持ってきたお弁当を食べる。午後3時になるとまた30分休憩をとって6時になるとピタッと作業をやめる。

中学を出て、すぐに親方の下で大工修行を始めたということですから、たぶん70年間、同じリズムで仕事をし続けて来られたのでしょう。

80歳を過ぎても元気で現役でいられるのは、お酒を飲まないからなのか、それとも毎日同じリズムを守っているからなのか、あるいは真面目で物静かな性格ゆえなのか。
おそらくその全部なのでしょう。それと、職人という、頭と体の両方を使う仕事ということも、大きく作用しているのかも知れません。

親の介護
親の介護をしなければいけなくなったが、仕事があって実家に帰れない。
ある人からそういう悩みを聞きました。
いったい何を天秤にかけているのでしょう?
仕事はたとえ失っても、別の仕事があります。でも親の介護の機会はめったにありません。

「介護」を最初からやっかいものと捉えてはいませんか?
だとしたらあまりにも浅はかです。
「介護」に挑戦することを、どうして楽しみにできないのでしょうか。
何事も新しいことへの挑戦は不安ですが、新しい経験、体験、感覚、思考を育てるチャンスでもあります。

一生に一度かも知れない親の介護を経験することで、きっと、人生に対するより深い洞察を得ることができるでしょう。
一般論などどうでもよいのです。
あなただけの、親子関係の新たな気づきが得られれば、それで万々歳じゃありませんか。
仕事が急につまらなくなる時
仕事が急につまらなくなる。向上心を持っている人には、そんな瞬間が訪れる時が必ずあります。
それは、チャレンジのしがいが無くなった時。先が見えちゃった時です。
えっ、いつも常につまらないですって? そういう人は向上心がなさ過ぎですよ。(笑)

目標に向かって努力している時が、人はいちばん楽しいのです。
ですからこの状態が壊れた時にはつまらなくなる。
目標が急に無くなってしまったり、すでに達成してしまったり、価値を見出せなくなったり、努力する気力体力が失われてしまったり。

こんな時には仕事を放棄したり、転職したくなったりするものです。
でもちょっと待って下さい。本当に目標が無くなったのでしょうか? あなたが、他の目標を発見していないだけではありませんか?
会社の目標やプロジェクトの目標じゃなくても別にいいのです。自分なりの目標を何か発見できれば。

大きなことである必要はありません。小さなことでいいのです。
単純作業なら処理のスピードを自分に課してみるとか、接客ならマニュアルではなしに、自分の言葉で相手の心をほどくことに挑戦してみるとか。
自分だけにしか解らない目標。

24歳の時、私はダンスホールでバーテンダーのアルバイトをしていました。お客さんがいるときはいいのですが誰もいないときは退屈で惨めです。
そこで私は考えました。「よーし、カクテルベースのお酒やリキュール類をぜーんぶ味見してやれ!」
でそれを、支配人の目を盗んで実行しましたよ。ちょっとずつ、ぜーんぶ。

「それが今なんの役に立っているんだ?」と問われると、困ってしまいますが‥‥。
(ただの飲んべいなっただけかもね)
でも確実に言えるのは、そうやって、辛い時期をやり過ごすことができたのです。