by Rainbow School
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高い波動に生きる

インターネット社会になって変わったなぁと思うのは、他者を誹謗中傷するハードルが著しく下がったこと。いつでもどこでも、スマホを使って、誰もが手軽に、無料で、見知らぬ人を、匿名で罵ることが可能という、実に便利な世の中になりました。こうしたツールを待ち望んでいた人々にとっては、まさに願ったり叶ったり。我が世の春の到来でしょう。

 

私がヤング(死語?)の頃は、新聞にも雑誌にも、一応「読者投稿欄」なるものがあったのですが、そこで採用されるのは物凄い難関でした。編集部の人が、何百、何千と来る投書の中から一つ二つを選ぶわけですから、当然ながら、的外れなものや、お粗末なもの、余りにもお下劣なものは、初期段階でオミットされていたわけです。

 

投稿する側も、切手代と手間がもったいないから、そんな箸にも棒にもかからないような投稿は、そもそもしませんでした。採用されるための知恵を絞って、技を磨くというか、互いに切磋琢磨するような雰囲気がありましたね。それがインターネット時代になって、一挙に、検閲なしの民主化が(別の言葉で、野放し状態とも言いますがね)達成されたのであります。やったぁ、バンザーイ!

 

と冗談はこれくらいにして、今の世の中が醸し出している、こうしたギスギスした雰囲気にウンザリしておられる方もきっと多いことでしょう。本当に疲れる社会ですよねぇ。これじゃあ、気が変にならない方が変です。

 

モラルハザード、倫理・道徳の欠如を指摘され、嘆く方もおられます。現象面だけを見れば、確かにそうなんでしょうけれども、倫理・道徳のタガを、また以前のように嵌めて何とかしようと思っても、今さらどうにもなりません。世の中の仕組みそのものが大きく変わってしまったんですから。それに、倫理・道徳などそもそも必要ないもの。本質はそこじゃないのです。

 

仕組みの変化の中で、今まで自己抑制できていたものが、大っぴらに外に飛び出した。まるでオモチャ箱をひっくり返したみたいに。そこに一切のタブーが無くなった。それは、倫理・道徳のタガを嵌めなければコントロールできないような性質を、人間がそもそも持っているということ。そして、技術がいくら進歩しようとも、その部分に関しての進歩はあまりないということを示しています。

 

気に食わない奴はやっつけたい。癪に障る奴にはひとこと言ってやりたい。という思いは、誰しもが持っているものです。しかしそれを持っていても、またそういう思いを抱いたとしても、今まではそれを表現する方法が無かった。せいぜい夕陽に向かって「バカヤロー!」と叫ぶくらいが関の山だった。それがテクノロジーの進歩で、思ったら即、ワン、ツーでパッと反応して、誰も憚らなくなったということです。Like、Dislike ボタンなどその最たるもの。

 

ひと呼吸置くということがない。ある意味、感情の動きに忠実。でもそれは、モラルの欠如なのではなくて、「想像力」の欠如から来ているのです。こんなことを言ったら相手がどう思うだろうかとか、この言葉を使ったら相手の心を傷つけてしまうのではないかとか、今これを言ったら社会的にネガティブな影響を与えてしまうのではないか、といった「想像力」が、現代人には殆どない。

 

殆どないまま、大統領から、首相から、市長から、庶民まで、みんなワン、ツーパンチを反射的に繰り出している。そして貰った方も、すかさずワン、ツーパンチで応酬する。さらには、双方に味方して応援団旗を振る人間までもが加わり、場外乱闘戦が展開される。これが、今の社会をもの凄く不安定にさせ、ギスギスした雰囲気で空を覆いつくし、人々の心を蝕む原因になっているのです。

 

そのことに、人々は殆ど気づいていません。気づいていないからこそ、そんなことが平気で出来るのだとも言える。しかしその隠れた影響は、みなさんが考える以上に、みなさんの心身の奥深くにまで及んでいるのですよ。なぜなら、「思い」とは振動するエネルギー体であり、それ自体が Force(力)を有するものだからです。振動するエネルギーは、その「波」としての性質を、周辺のものにあまねく及ぼしているのです。

 

物理的世界に作用を及ぼせる力は、物理的な力ものだけだと思っているでしょう。でもそれは違う。行動の前には、それに先行して、必ず「こうしよう」という「思い」があります。類は友を呼ぶで、似通った「思い」が一箇所に集まった際には、そこに非常に大きなエネルギーが生じるのです。よく言う「革命のエネルギー」とはそれです。カール・ユングは、その見えない力を「集合的無意識」と呼びました。

 

宇宙のすべては、つまるところ、振動するエネルギーです。この振動するエネルギー(略して「波動」)は、超微細な波長を持つものから、超巨大な波長を持つものまでが、連続的な変化をしながら、この大宇宙が構成されているのです。地上に暮らす私たち人間が、五感によって知覚できるのは、そのうちの極く極く狭い帯域に過ぎません。

 

*振動するエネルギー:現代物理学では、それを「振動するひも(Super Strings)」と仮説・定義づけています。

 

例えば、あなたが使っているスマホ。こんな箱でどうして動画を見たりすることが出来るのかと言えば、眼に見えない電波が空中を飛び交い、それをスマホが受信しているからです。この電波は、五感では知覚できません。一方、紫外線は同じく眼で見ることは出来ませんが、日焼け現象によって皮膚は知覚していますし、赤外線も熱として知覚できる。放射能(線)も眼には見えませんが、細胞を破壊します。

 

このように、五感で知覚できるかできないかという境目にある波動もある。人間の「思い」というものも、実はこの境目に存在しています。五感では知覚できなくても、第六感で知覚できるし、みなさんも通常それを行っているのです。ただ、それについてのセオリーを習ったことがありませんし、第六感を強化する訓練もしていませんし、普段意識することなく生活しているのです。

 

*注:同じ帯域という意味ではなく、象徴的に「境目」にあるという意味。

 

しかしみなさんは、普段から、確実にそれを知覚しています。その証拠となる言葉が「なんとなく」です。「なんとなく」“何か”を感じた瞬間、あなたは、眼に見えない「想念」を知覚しています。知人の「想念」がテレパシーとして入って来たという経験をお持ちの方も、たくさんおられるでしょう。入って来た瞬間、「あら、そうねン」と分かる。なーんちゃって。

 

とにかく分かる。えっ、「私は分からない」ですって? それは、チャンネルを開いていないから。チューニングをそこにフォーカスしていないから。何かに集中している時には、周囲の物音が全く聞こえなくなっているでしょう? また、雑踏の中で、はぐれた家族を見つけようとした時には、あなたは聞き慣れた家族の声に一生懸命に耳を澄まそうとするでしょう? それと同じこと。

 

このようにして、あなたは、周囲に溢れる多様な「想念」というものを、特別意識することなく、常時受け取っているのです。さてその際に気をつけることは、精細ないわゆる高い波動を受け取った時には、心は晴れやかで、穏やかで、明るいものとなり、逆に粗野で低い波動を受け取った時には、心はザワザワとして落ち着かず、不安や怒りが胸の内に沸き起こって来るということです。

 

この違いは、実験してみればすぐに解ります。敏感な人は、すでにその違いに、体験的に気がついているはずです。

では何が、波動の「高い / 低い」を決めているのでしょうか?

それは、「融合」と「分離」という、背反した意識の程度差によるのです。

 

この「融合 / 分離」意識は、あなたという「魂」の成立に起因しています。あなたという「魂」は、宇宙の法則を経験するために、全体から別れて、個別化しました。これが前回書いた「孤独」の意味です。なぜそんなことをするかと言えば、全体の中に留まっている限りは「全体(=融合)」しか知覚できないからです。そのために、あえて個別化して、自分だけの体験をすることを望んだのです。

 

思春期を迎えて、どうしても家を出たくなったハイティーンに例えれば解りやすいでしょうか。こうして、あなたは自由を獲得します。この自由は、責任と同義語で、地上世界であなたがする経験は、確実にあなたに新しい意識の拡張をもたらします。この時、拡張の方向性には、大きく言って二方向があるのです。それが、「融合 / 分離」という二律背反です。

 

この二つの背反する意識は、もともと一つだった宇宙意識から、あなたという「魂」が個別化したことによって生じました。思春期を迎えて、あなたは家を出たい。自分なりの経験をしたい。でも経験すればするほど、我が家の有り難み、あのとき親から言われた一言の意味が身に沁みるというわけです。

 

ですから、この二つは互いに不可欠なものです。「融合」の世界だけでは、「融合」の有り難みが解らない。「分離」があるからこそ、「融合」の大切さが身に沁みて解るのです。

 

この二極化は、宇宙成立のまさに根本で、「陽 / 陰」として示されたり、「他者愛 / 自己愛」の区別として語られたり、一部の宗教においては「天使 / 悪魔」の対立、戦争として語られたりして来ました。しかしこれを、対立と捉えてはなりません。ましてや戦争の正当化に使うなどもっての外です。どちらもが有って、宇宙が成り立っているのです。宇宙を見れば自明のように、最終的には融和です。

 

さてこのようにして、地上にある全ての「魂」は、「融合」と「分離」という背反する意識の間をあっちにこっちにと揺れ動きながら、体験学習を進めて行きます。この時、「融合」を説くものは、あなたに高い波動を与えますが、逆に「分離」を説くものは、あなたに低い波動をもたらすのです。これによって、あなたの心はザラつき、不安になったり、怒りを抱いたり、攻撃的になったりします。

 

今の世界は、その「思い」が、際限なく膨らみ、四方八方に飛び交っている状態です。でもそれは、ハッピーなことでしょうか? あなたの本質が望んでいることでしょうか? 今これを読んで下さっている方は、「違う!」と力強く言ってくれることを確信しています。でも残念ながら、世の中の趨勢は、そうではありませんね。

 

国家の最高権力者は「対話より圧力」を説き「武器」をチラつかせて脅し、グローバル企業は自分たちだけの「利潤」を追求し、金融に携わる人は「投資とリターン」で煽り、官僚は「自己保身と出世」のために本分を忘れ、教育者は「優劣」を推奨し、マスコミは「虚偽報道と弱い者イジメ」を平気でする。これらは全部、「分離」意識を基にし、かつこれを賞賛するものです。

 

なぜ、「分離」意識を賞賛するのでしょうか?

 

第一には、それが正しいと信じているからです。彼らの固い「信念」です。第二には、その方が世間の耳目をより集めるからです。融和と安心を説いても、世間からは見向きもされません。闘争と不安の喚起が常に人々の注目を集めるのです。第三には、それらによって、自分自身が、「分離」意識の構造の上位に立てるからです。それは、正しいと信じる、自分の「信念」の実現に他なりません。

 

時間があれば、政治家や、政治評論家や、有識者と言われる人たちの言動を観察してみてください。多くの人が、自分の立ち位置(信念と派閥)を先ず決めた上で、それと対立する考えを持つ人やグループを、バカだチョンだと言ってこき下ろしています。そして、自分こそ、自分たちこそいちばん頭がいいのだと主張して憚らない。この行動原理は、宗教派閥とそっくり同じです。

 

そこには、社会や人々を「分離」意識の視点で眺めて、自分が上に立ちたいという、潜在意識の奥深くに刷り込まれた、強烈なエゴがあるのです。しかしハッキリ言っておきます。そのようにして頂点に立ったとしても、その「思い」は、必ずや自分自身を傷つけます。自分が蒔いた種は自分で刈る。それが「宇宙の法則」というものだから。その「思い」の、最大級の〈信者〉は自分自身だから。

 

それでもそうしたければ、続けるがよい。

 

悪代官がいなければ、時代劇も成り立たない。

 

結局のところ、彼らは命を張って、そういう役割を演じてくれているのです。その奉仕を無駄にしないようにしなければいけませんね。いま言った、彼らの言動の背後にあるものを見抜くのです。そして、安易に同調しないようにして、自分にとっての幸福は何か、また人類にとっての幸福は何か、地球にとっての幸福は何かを、自分自身に問い質すきっかけとしてください。

 

あなたの周囲は、低い波動を発するもので溢れ返っています。人間はもちろんのこと、人々が発する言葉や、表情、その映像、文章、メール、広告、エリア、スポット、物なども、みんな固有の波動を出しています。そこに興味を持って、スッと引き寄せられ、一瞬、我を忘れた時、あなたの波動は、そこで発しているものと瞬時に同調しています。

 

その時、それが低いものであった場合には、あなたの波動も一気に下がります。一度下げてしまった波動を再び高めるのは、下げる時よりもずっとずっと難しい。低い波動に同調するのは、自分の波動をただ下げるだけでいいのですが、高い波動に合わせるためには、自分の意識を、よりピュアで澄んだ状態に引き上げなくてはならないためです。

 

なぜならば、高い波動というものは、精緻で、精妙であるために、通常の意識状態ではなかなか知覚しにくいのです。ですから、いま説明したこの原理をよく理解して、日常生活での適応を心がけてください。よくよく考えれば、世の中に溢れ返った情報は、所詮どうでもいいことばかりだと気づくことでしょう。

 

いちばんいいのは、あなた自身が、いつも高い波動を出すことを心がけることです。心の中に微笑みを絶やさず、正直に、親切に、誠実に生きなさい。自分と他者を比べず、他者に為したことは自分に為したことと同じである、という「宇宙の法則」をつねに頭の隅に置いて人と接しなさい。そして、楽しく、前向きに、喜びを持ってできる表現活動に邁進しなさい。あなたは、できる!

 

そうすれば、低い波動は、近寄って来れなくなります。あなたが高い波動を出していれば、あなたの周囲には、自然と、同じような高い波動を持つ人たちが集まってきます。家族や職場などの固定した関係でも、だんだんと仲がほぐれていきます。そうすれば、周囲のみんなが、正直で、誠実で、親切な人たちばかりですから、あなたの毎日から、辛さがどんどん遠ざかっていきます。

 

よいですか? 先ず、あなたが変わるのですよ。不幸というのは、周囲の環境のせいなのではありません。あなたがそういうものを引き寄せているのです。それが解れば、幸福への第一歩が、今日から直ちに始まります。だから、心の中で、こう唱えてみてください。「ああ、自分は幸せだ。なんて幸せなんだろう」ほら、もう第一歩が始まったよ。