by Rainbow School
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大きな安心の上に立って、小さな心配の日々を生きる

人間、死ぬ気になれば何でもできる。これは本当です。この言葉は、何か大きなことにチャレンジをする際の常套句となっていますが、人間にとって、覚悟の最たるものとは「死ぬ気」であるということを端的に表しています。

 

誰もが日常的に抱くちょっとした不安や心配事。失うこと、傷つくこと、病気になること、奪われること、犯されること、不当に扱われること、間違うこと、罰せられること、etc.。これらのちょっとした不安が、どうして生じているかを「なぜ、なぜ?」と追求していくと、最後は必ず「もしかしたら、死ぬかもしれない」というところに落ち着きます。

 

嘘だと思ったら、試してみてください。あなたがいま不安に思っていること、その原因は何かと自分に問うて、考えた答えを紙に書きます。そうしたら、いま紙に書いた事柄は、どのような原因から生じてるのかを、また自分に問いかけてみてください。こうして、この作業を、梯子を掛けるように下へ下へと掘り下げていきます。

 

今のプロジェクトは、うまくいかないかも知れない。

    ↓

もし失敗したら、激しく叱責されるだろう。

    ↓

出世の道が閉ざされるだろうし、居場所もなくなるかも知れない。

    ↓

クビになったら、生活に困る。

    ↓

自分の年齢では再就職も難しい。

    ↓

家族の生活が維持できなくなる。

    ↓

ひょっとしてホームレスになってしまうかも。

    ↓

もう生きていけない。

    ↓

自分は、死んでしまうかも。

 

すると、およそどんなことでも、最後の最後は「自分が死ぬかもしれない」というところに辿り着くはずです。この作業を通じて解ることは、人間が抱く恐怖というものは、結局、みな「死」から出発しているということです。

 

では、なぜ「死」が恐怖の大元なのでしょうか? それは、「死」のさらに先にあると思われる原因が、「死」という言葉の裏側を支配しているからです。それが何か、分かりますか? 「消滅」です。何もかもが「消滅」して無に帰してしまうのではないか。これが、人間を支配している「恐怖」というものの根本です。そして、これは全くの幻想なのです。

 

人間は、「この世」に誕生した瞬間から、「この世」で言うところの「死」に向かって、直ちに走り始めます。ところが、人間はその事実を直視しようとはしません。赤ちゃんが生まれると、みんなが「おめでとう」と言って祝福する一方、死期が真近に迫り、いよいよとなって臨終を迎える時には、沈痛な表情で「ご愁傷様です」と言うのです。

 

誕生→成長→成熟→死というサイクルを、まるで植物の一生と同じように捉えていて、だからこそ、血縁の(自分の想いを託したDNAを持つ)子孫(次の種)を残すことに非常にこだわるのです。そして、成長することについては大いに喜び、死を迎えることについてはこれを忌み嫌い、出来るだけ触れないようにして生活しているのです。

 

だからこそ、「生きる意味が解らない」などと言う言葉が出るのです。直視しようとせずに逃げてばかりいるのですから、解るはずがないではありませんか? そして、矛盾に満ち満ちた行動を取っています。

 

人は、急激にもたらされる「死」はひどく怖れる一方、ゆっくりと進む「自殺」は自ら好んで選択しています。過食、喫煙、過労、過度の飲酒、薬物の摂取、夜ふかし、体を動かさない、等々。肉体は借り物という意識がないので、労わらないし、きちんとメンテナンスをしようという気もあまりありません。

 

これらはみな、「生命」というものを、ただ表面的にしか捉えていないために起きていることです。たとえ、地上で「死」と言われる現象が、いま直ちにあなたに起きようとも、宇宙から、あなたが「消滅」することは絶対にありません。それは、「生命」というものを、じっくり観察していれば自ずと解ることです。

 

春先に、一粒の種から芽が顔を出し、夏に大きく成長し、そして秋に豊かな実をつける。やがて冬枯れし、跡形も無くなったようになってしまう。でも、その植物は「消滅」したのではありません。その植物を構成していた元素は、一部は気体となり、一部は土に帰ります。そしてまた、他の植物や動物のために供されるのです。あなたの肉体を構成していた元素も、これとまったく一緒です。

 

「誕生」や「死」は、そうした変化のサイクルの、ある局面に、そうした名前を付けただけのものであって、自然界を冷静に観察すれば、トータルで失われるものは何もないのです。ただ「変化」のみがあるのです。これこそが「生命」の実相であり、「生命」とは「宇宙の変化」と同義語なのです。ですから、あなたの「生命」も、失われることは絶対にありません。

 

しかし、そう言ったとしても、あなたの中には釈然としないものが残るでしょう。図らずも、それは、「あなたという存在は何か?」という命題につながっています。あなたという存在は何か? あなたをあなた足らしめているものは「意識」です。“ Cogito, ergo sum ” 我思う、ゆえに我あり。あなたは、あなたという「意識」を持つ存在です。

 

さて、この「意識」が、どこから生じているかが問題です。現代科学の常識では、「脳」が「意識」を生じさせていると説明します。しかしこれは、これまでも繰り返し言ってきたように、完全な誤りです。もしそうだとして、ではその「脳」を動かしているものは何なのでしょうか? 「脳」が自発的に動いて、その人の「意識」を創り出すとでも言うのでしょうか?

 

そうだとすれば、その人の「脳」とは何なのでしょうか? 「意識」のあたかも支配者として振る舞う「脳」は、いったい何ものであって、何のためにそのようなことをするのでしょうか? まったく馬鹿げた仮説です。このような矛盾だらけの仮説を「科学」だと言って信じ込み、反対に真実である「魂」の実在を否定して、右往左往しているのが今の文明社会なのです。

 

あなたの「意識」は、物質世界という一つの次元(霊性密度)にだけ存在しているのではありません。あなたの「意識」は、階層化した多次元にまたがって、今のこの瞬間も、同時に存在しているのです。ところが、肉体を纏っている時には、五感というセンサーの刺激に強く引っ張られているために、他の次元で働いている「意識」があまり意識化されていないのです。

 

でも、皆無ではありません。パッとあかりが灯るようにやってくる、直感やインスピレーション。なんだか知らないけれども沸き上がるイヤーな気分。以前にも出会ったことがあるような懐かしい気持ち。「そっちじゃないよ」と危険を知らせる空耳。嬉しいわけでも悲しいわけでもないのに胸に沸き上がる感動。これらはみな、あなたの別の次元にある「意識」です。

 

あなたが、地上で言うところの「死」を迎えると、肉体を構成していた元素はバラバラになり、それまで物質世界を捉えるためにあった五感というセンサーがなくなります。そうなって初めて、あなたは、ご自分が本来の多次元的存在であることにハッキリと気がつくのです。この存在が、いわゆる「魂」です。つまり「本当のあなた」です。

 

肉体というのは、ある一つの時代の「生」を生き抜くドレスに過ぎず、次に生まれ変わる時には、また素材を集めて染色し(DNA)、糸を織り上げて(細胞分裂)、新しいドレスに着替えるのです。この間、母親は、自分の胎内に生じるものをコントロールすることは出来ません。それでも、赤ちゃんが創造され、誕生するのです。その「魂」自身の意思によって。

 

いま言ったこと(魂の永遠)を、私はここで証明しようとは思いません。前世の記憶を持つ人や、臨死体験の事例をいくら述べたところで、「そんなもの信じない」という人はどうしようもありません。そもそも、限定された世界から、多次元的世界の全容を知ることは不可能です。ですから、いつも通りこう申し上げるしかありません。解る人には解ると。解る人というのは、「信じている」のではないのです。知っているのです。

 

さて、このように、あなたの肉体を構成していた元素が、宇宙から「消滅」することはあり得ず、また、あなたという「意識的存在」が「消滅」することも、絶対にありません。それは、論理的に考えても解るはずです。

 

全智、全能、全存在は、宇宙(=神)というものを、それぞれ別の視点から眺めたものです。これらは一つのもので、それゆえ三位一体と呼ばれます。全智とはすべての知恵や知識。全能とはすべてのエネルギーであり力(Force)。全存在とは、文字通りあらゆるものです。この三位一体は、増えることも減ることもないし、ただ変化だけがあるのです。

 

なぜ変化し続けるのか? それ自身が、体験して成長するためです。そして、あなた方はそのための学徒として宇宙に放たれました。あなた方は、全員が、宇宙を構成する一員なのです。あなたの意識は「全智」の一部であり、あなたの活動エネルギーは「全能」の一部であり、あなたの身体は「全存在」の一部なのです。それがどういうことか、お解りですか?

 

宇宙には始まりも終わりもなく、ただ変化があるのみ(=無常)です。一見、誕生や死として見える局面も、この変化のサイクルの中の一つの場面に過ぎず、あなたが「消滅」することは、絶対にないのです。あり得ません。この大いなる安心の上に立ちなさい。いや、すでに立っていることに気づきなさい。「最初から救われている」という意味は、実にこれなのです。

 

何を不安に駆られているのですか?

何を怖れているのですか?

世間が繰り出す脅しに、何をそんなにビクビクしているのですか?

 

たとえ世界が破滅しようとも、あなたが消滅することはありません。あなたは、わたしの一部なのですよ。そのわたしが、どうして、あなたに恐怖を与えますか? 何のためにそんなことをしますか? 右手で左手を叩くとでも言うのですか? よく考えてみてください。

 

今の人間たちを見ていると、わたしですらも悲しくなってしまいます。なんのために地上に生を受けたのですか? あなたの役目を果たしなさい。宇宙の法則に則った生き方をしなさい。自分を愛し、そしてすべての人々を愛しなさい。もうグズグズしている暇はありません。あなたが世界を変えるのです。

 

いつまでもフォロワーであり続けていてはいけません。

誰かに期待したら、その誰かに裏切られます。

あなたはあなた。

わたしがそのように創ったのです。そのことを忘れたのですか?

 

繰り返し言います。

あなたの役目を果たしなさい。

そして今の混乱した世界を、愛の世界に変えなさい。

あなたをいつも見守り、応援していますから。