by Rainbow School
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週に一度は、Art Day を
Art というのは、言葉によらない物語だと思います。言葉というのは、時系列に単語を並べて行くことで初めて意味が浮かび上がる。それはある意味、言葉を駆使する者(作者)の意図に乗せられるということでもある。しかし Art はもっとずっと自由度が高い。どう見ようと、どこから見ようと勝手だし、そこから何を感じるかについても制約を受けない。

だから Art というのは、鑑賞する者の内部に化学反応を起こさせる、一種の触媒のようなものだと思うのです。そしてそれは、観る人の感受性に大きく左右される。しかし解るとか解らないというのはどうでもいいことで、要はそれを観た人の、その時の感覚に「何か」がスパークして、新たな感受性が磨かれればそれでいいと思うのです。

Art のよさは、そのようにして、自分を思いがけない感覚へと誘ってくれることにあります。私たちは毎日を、ほとんどルーティンで過ごしています。毎日ほぼ決まった時間に起床し、食事をし、学校や会社に行く。そうすることで、一種の効率化を実現しているわけですが、効率化にばかり身を晒していると、思考や感情や感覚までもが平坦になっていってしまいます。

私なども、現実的なことばかりに携わっていると、一種の「Art 欠乏症」のような感覚になって、無性に Art を観たくなって来る。

現実的なことばかり考えている人にとっては、Art というのは無価値であるという考え方があり、逆に価値を量ろうとした場合には、作者が誰だとか、時価○億円だとか、金銭に置き換えて判断するという、極端なことになっているわけですが、それはどちらも俗物根性の為せる技だと思う。

どんな物であっても風化し、やがては姿を変えてしまうのですから、何が価値かと言えば、瞬間瞬間の、その人の「心の感受性」にしか価値はないのです。ですから最低、週に一度は Art に触れて、ご自分の感性を刺激し、大いに磨いて欲しい。Art に親しむ人は、心が豊かであり、自分の内部に輝く宝石をいっぱい持っている人です。