by Rainbow School
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
ポスト・アメリカ合衆国大統領選挙

何もかもが異例づくめだった第45代アメリカ合衆国大統領選挙が終わり、ご承知のように共和党選出のドナルド・トランプ氏が勝利しました。「差別主義のナショナリスト」対「嘘つきの犯罪人」の、どちらの方を〈より支持しないか〉という、なんともまあムチャクチャな選挙戦でしたが、これも今のアメリカの姿を正しく反映しているのでしょう。

 

今回のトランプ氏勝利の要因を、専門家の方々がいろいろと分析しています。私は、マイケル・ムーア氏の分析、そしてバーニー・サンダース氏が発した声明が的を得ているように思いますが、とにもかくにも、これでイギリスのEU離脱に続く、大きな大きな地殻変動が、また一つここに現れたということなのだろうと思います。

 

トランプ氏が新大統領に選出されたことが、今後のアメリカ国民にとって、また世界にとって、吉と出るか凶と出るかは分かりません。けれども、「もういい加減にしてくれ」というアメリカ国民の悲痛な叫びが、これまでに政治家経験の全くないトランプ氏を、新大統領にまで押し上げたことは確かだと思います。

 

民主・共和、どっちの政党が政権を取ろうが、結局何も変わらない。デタラメをやって破綻したウォール街の連中は政府の金で救済されるのに、産業空洞化で職を失った俺たちには未来が見えない。いわゆる99パーセントの暮らしはますますひどくなるばかりなのに、1パーセントだけが肥え太る。政府は国民に真実を知らせず、騙しては戦争に駆り立てて、若い兵士の命を使い捨てにする。

 

こういったことにもう飽き飽きして、さらには様々な秘密情報が明るみに出るに及んで、既成政党出身者はもうコリゴリだ、エスタブリッシュメントの連中は信用できない、という感覚が多くのアメリカ国民の中に膨れ上がって行ったのではないでしょうか。(*トランプ氏は共和党員ではなく、共和党の議員からも嫌われている。また民主党候補だったサンダース氏は社会主義者を自認している)

 

ここで注目しなければならないのは、国民が置かれた状況は、戦後一貫してアメリカ追従政策を続けて来た日本も、ほとんど同じであるということです。つまり、親分筋で地殻変動が起きれば、子分側も地殻変動せざるを得なくなるということです。日本にとっての、今回のアメリカ大統領選におけるトランプ氏勝利の意味は、そこにあると思います。

 

アメリカの大手メディアや、専門家や、世論調査機関は、選挙期間中ずっと「ヒラリー優勢」の情報を出し続けて来ました。アメリカ追従が基本の日本のメディアや専門家も、当然これを追認して来ました。インターネットでは真逆の情勢分析が飛び交っていたにも関わらず、トランプ現象をずっと過小評価し続けて来たのです。というよりも、自分たちが描いたシナリオから、意図的に排除し続けて来たのです。

 

最初は「無視」、そのうちに「そんな筈はない」、それが「そうはさせるものか」に変わり、最後は「そんなことが絶対にあってはならない」とまでなった。それでもアメリカ国民は、ドナルド・トランプ氏を選びました。これで、大手メディアや、専門家や、世論調査機関が、いかに人々をコントロールするために嘘をつきまくって来たかが、さらに明らかになったことだろうと思います。

 

珍しく、NHK総合のニュースを見たのですが、トランプ勝利が確定したあとの日本国内の声を拾った映像では、株価に始まり、沖縄の住民までを使って、「トランプになって心配」という声ばかりを集めていました。いつまでこんなことをやっているのかと、唖然としました。

 

期待する声だってきっとある筈なのに、それらは一切無視です。もう最後のあがきと言うか、まだ国民をコントロールしようとしているのです。それとも、予想と予定が狂った照れ隠しなんでしょうかねぇ?

 

真実を伝える努力をしなければ、メディアはますます信用を失って、そっぽを向かれるだけです。テレビ、新聞の低迷は、何もインターネットが登場したことばかりが原因じゃありません。自分たちで、自分たちの信用を落とす行為をし続けて来た結果だということが、まだ分からないのでしょうか? 大手メディアのこの嘘つき体質、イジメ体質、大きいものに巻かれろ体質は、本当に病みきっていると思います。

 

でも、どんなに人々を洗脳しようと思っても、いったん開かれた扉をまた閉じることはできません。日本人は英語を話さないので、いわば鎖国状態にあって、開放は遅れていますが、アメリカの扉が先に開いてしまったので、そのアメリカに従属している日本の扉だけを、今まで通り閉じたままにしておくことは出来ません。

 

2012年の衆議院総選挙で、自民党は「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」というポスターを大量に作り農村部に配布しました。ところが選挙戦に圧勝した3ヵ月後には、TPP推進に態度を豹変させ、今に至るのです。こんなことなら、選挙公約など有って無きが如しですが、「ウソつかない」と言って嘘をつくのですから、いやはやもう。これで、子どもたちのお手本になれるんでしょうかねぇ。

 

そのTPPの親分だったアメリカの大統領が新しくなって「TPP反対」だと言うのですから、子分としては、もうどこを見ていいのか分からないのではないでしょうか。親分の失脚で、政治家も、大手メディアも、御用評論家も、大慌てしているかも知れません。彼らには,元々「気概」などなく、ただ「空気」にくっついていくだけですので、「空気」が変われば、またそっちに従属して行くことでしょう。

 

でも、人々はもう元には戻りません。911で、311の原発事故で、沖縄基地問題で、オリンピック利権で、築地市場移転問題で、ニュースの裏側に何があるのかを、自分で調べて知る人が多くなりました。中央銀行というものが、国家機関の顔をしているけれども 実は民間銀行で、世界中の中央銀行を所持し、巨大な金融システムを操っている支配者がいることを、今では多くの人が知るようになりました。

 

戦争というものが、この支配者によってマッチメイクされ、闘う双方に武器を与え、戦費を貸し付け、大破壊とその後の復興ビジネスによって儲ける仕組みであることを、多くの人が知るようになりました。その陰で、何の罪もない若い人たちが、兵士に仕立て上げられ、名誉と勲章とを引き換えに、殺し合いをさせられていることを、多くの人が知るようになりました。

 

また支配者層が、物質科学とアロパシーを基盤とする医療を主流化し、大学を作り、専門家に免状を与え、医療を独占し、老化の恐怖、癌の恐怖、感染症の恐怖、精神不安の恐怖を植え付け、製薬会社と組んで、人々を薬漬け、ワクチン漬けにしているということを知る人が少しづつ増えて来ました。これについてはまだ知る人は、それほど多くはありません。

 

シリア内戦というものが、石油利権に絡んだもので、サウジアラビアとカタールの油をヨーロッパに運ぶルートを造るために、ロシア寄りのアサド政権を転覆させる目的で、アメリカ政府が仕組んだものであることを、多くの人が知るようになりました。ISをはじめとするテロ組織のバックにはいつもアメリカがいて、武器供与を行っていたことも、明らかになって来ました。

 

日本人は、情報鎖国状態にあって、国際政治の動向にはオンチであるために、こうした裏側を知る人はまだまだ少ないです。しかし、英語を話す人々の間では、これらのことがバレて来てしまっているのです。この流れに、ヒラリーのメール漏洩問題があり、そして今回の合衆国大統領選挙における、民衆の「いい加減にしてくれ!」という叫びがあるのです。もう俺たちは騙されないぞ!という意志表示です。

 

日本人の大半は、こうしたことをまだ知りません。しかし少なくとも、マスメディアは信用できないぞということは分かって来たと思います。豊洲移転問題も、マスコミ各社が過去に東京都の一等地を払い下げてもらった経緯があるので、利権の本丸に迫る報道が出来ないのです。みんな持ちつ持たれつの利権構造の中で、お互いなあなあの仕事をやっているのです。

 

もうこうした古い体質に染まるのは、よしましょうよ。それらは本当に古い。なぜ利権に群がるのか。なぜ長いものに巻かれるのか。なぜ「空気」に従うのか‥‥。

 

それが「幸福」に繫がるとみな思っているからです。思わされているからです。自分の「自由」を押し殺し、お金の魔力につかまり、誰かの言いなりになり、自分を失くして行く。そんなものが「幸福」であるわけがありません。「幸福」とは真逆の「奴隷化の道」であることに気がつきませんか?

 

人類は、何万年もの間、このような思想に取り憑かれた人間に支配されて来ました。一握りの支配者は、大多数の人間を奴隷化し、支配し,君臨しているように見えて、実は彼らもその考えに支配されているのです。「真理」への気づきがまだ全くないのです。それは、極めて未熟な「魂」だということ。

 

もうこんな人類の歴史は止めにしましょう。人類が今まで構築して来た「社会システム」の中には、人間の真の「幸福」とは縁遠いもの、却って阻害するものもたくさん含まれています。こうしたものを、いったんリセットする時期が来ています。もう企業が、政府が、マスコミが繰り出すメッセージには、安易に乗らないでください。

 

あなたの「幸福」をつくるのは、あなたの「責任」なのですから。ご自分にとって、周囲の人々にとって、社会にとって、人類にとって、そして地球にとって、どういう状態であることが「幸福」なのか。それを原点に返って考えて、行動を開始して欲しい。その一つずつが、地球を、人類を救う道へと繫がるのですから。

 

●参考

「闇の支配者」ということについて

大ドロ、中ドロ、こそドロ
東京都知事が、公金を私的遊興費に使ったとして問題になっています。しかしこのようなことは、それが事実であれば、次には辞めさせるようにすればよいことです。日本のマスコミというのは、そのあと必ず、重箱の隅をほじくるような個人攻撃に移行してゆくのですが、そんなものには付き合わないようにしましょう。無視、無視、無視!です。

メディアがそちら側に向かうのは、一つには、人々の妬(ねた)み、嫉(そね)み、怒りなどのエモーショナルな衝動に訴えかけることで、注目を引き付けたいとの思惑からです。しかしそれに乗ってしまったのでは、次にはあなたが、妬み、嫉み、怒りなどのネガティブな感情を自分の内に燃やすことになってしまいます。元々は、あなたの問題でなかったことなのに‥‥。

その陰で、重要なことがマスキングされて行ってしまいます。これがマスコミの二つめの狙い。公金を私的遊興費に使うような人物が、どうして211万票も得て知事になれたのでしょうか? どうして127人もいる都議会議員が、誰一人その不正を発見して是正するような行動を起こさなかったのでしょうか? 次に有権者が考えなければいけないことは、本当はその点のはずです。

ですから、マスコミに付き合ったのでは、次の「思考」が停止させられてしまいます。このようにして、自分で「考えようとしない」代わりに、つねに「妬み、嫉み、怒り」の感情に埋没するように、戦後の日本人はしつけられてきたのです。なんのために? 民主主義を機能させないために。そして人々を思い通りに操るために。

都知事を辞めさせる仕事は、都議会議員がすればいいのではないですか? そのために給料を貰っているんでしょうから。都民がしていくこと、広く民衆がすべきことは、「仕事をよこせ」「給料を上げろ」「若者に夢を持たせろ」「母子家庭が安心して暮らせるようにしろ」「汚職を許すな」等々、自分たちの声を上げることであって、マスコミの誘導に付き合うことじゃない。

今回の都知事に起きたスキャンダルは、せいぜい「こそドロ」レベルの話です。飲食店で宛名と日付のない領収書を貰うなんてことは、みんなやっていること。こそこそやるから「こそドロ」。そんな「こそドロ」レベルにワーワー言ってる陰で、「中ドロ」は裁かれないんですよ。UR疑惑の人はどうなりましたか? オリンピック利権の人はどうなりましたか?

ドロボウも、「中ドロ」レベルになると、権力の中枢にまで出世できるので、自分たちに都合のいい法律を立案し、警察、検察、マスコミを思い通りに動かせるし、裁判所の人事も操れる。ですから、悪事は全部うやむやにされ、好き放題のことが出来る。これで法治国家だと言うのだし、民主主義だと言っているのですからねぇ。

でも「中ドロ」も、権力を餌に与えられた飼い犬に過ぎず、上には上がいるんですよ。それが「大ドロ」。「大ドロ」になると、もう表には出て来ない。租税回避地(tax haven / offshore)を使い、盗みまくった金を蓄財している。『パナマ文書』で一端が明らかになりましたが、一説によるとその資金総量は、実体経済の3〜4倍にもなるんですって。

すごい世の中になったなぁと思います。大ドロボウほど出世する。出世しようと思ったら、ドロボウの子分になって、そのテクニックを磨かなくちゃならない。「こそドロ」レベルで満足しているようじゃ、肝っ玉が小さい、小さい。せめて「中ドロ」を目指さないと、立派な政治家にはなれないぞ。

同時に有権者の目も大物に向けないとね。「こそドロ」の、こそこそ話なんてどうでもいいじゃないか。それよりも、「中ドロ」「大ドロ」が支配する、この世界の構造を見抜くんだ。
「軟派ネタ」には要注意
日本人が国際情勢にうとい理由は、第一に島国であることから外国との往来が非常に少ないこと、第二に日本列島が極東(Far East)に位置していること、第三に英語を使えないこと、この三つが大きいと思うのです。

世界史というのはほとんど西洋史になっていて(コロンブスの新大陸発見という言い方はその典型)、我々が慣れ親しんでいる地図では日本列島を真ん中に置いていますが、西洋では大西洋を真ん中に置くので、それだと日本列島は Far East というアジアの外れになってしまうのです。つまり向こうから見て遠い国は、こっちから見ても遠い世界なんですね。

中高大学と10年間英語を習っても、日本人のほとんどが会話ができないというの聞くと、たいていの外国人はびっくりします。彼らは半年くらいで話せるようになってしまうから。

この英語教育の不毛はずっと前から指摘されて来たことなのに、それを未だに修正しないというのは、もう文部科学省の戦略だとしか思えません。一般の日本人には英語を理解させないままにしておこう。英語を話す人間は、エリート層だけにしておこうという戦略です。

さてこれらの基本的な要因にプラスして、第四に、マスコミが垂れ流す「軟派ネタ」の影響がかなりマイナスに作用していると思います。「軟派ネタ」というのは、不倫とか、犬猫だとか、芸能人が麻薬でどうしただの、オバマ大統領が広島に来て謝罪するかどうかとか、本質からズレたどうでもよいことのこと。

そういうどうでもよいことばかりにフォーカスを当てて、視聴者を引き込み、暇つぶしをさせてしまうのです。暇つぶしをさせてしまえば、その分、本質的なものや真実に眼を向けさせないで済みます。つまり「軟派ネタ」は、人々に知らせたくないことがある時のマスキングに使えるんですね。そして日本のマスコミというのは、こればっかりなんです。

視聴者の方も、ずっとそれで育って来ているから、そういうものだと思い込んでいて、マスコミ報道を鵜呑みにして信じちゃっている。その裏で、重要なことは意図的に隠されているなんてことには思いも及ばない。これが、日本人が国際情勢にうとい決定的な理由なんです。そして今は、政府と企業と司法機関とマスコミの癒着が、かつてないほどヒドくなっている。

あいだにあるのは、言わずと知れた「お金」です。汚職がはびこり、汚職に手を染めた人間だけが肥え太り、一般市民の大多数はどんどん貧乏になって行く。検察・警察権力までが汚職まみれですから、政治家の汚職などみんなうやむやにされてしまう。そして最後は、マスコミが「軟派ネタ」を使ってこれらを隠してしまうのです。

自分が、マスコミ報道を一切見なくなってから5年くらい経つのですが、かえって国際情勢のことがよく解るようになりましたよ。垂れ流しを見ないようにすると、こちらのテーマに応じて情報を取りに行くという姿勢に変わるので、興味→疑問→推論→理解というプロセスが自分の中に作られ、マスコミ報道の嘘が見抜けるようになるのです。

「軟派ネタ」に付き合うのは全くの時間のムダです。だから、そういうものは一切無視。「軟派ネタ」が来たら、「ああ、またやってるよ」くらいに思って、その陰で、いま何を隠そうとしているのかをじっくり考えてみてください。「こっちは、それほどおバカさんじゃありませんからねぇー」と言ってやりましょうよ。

「軟派ネタ」拒否のストライキをしようじゃありませんか。本当のジャーナリズムを育てるために。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オバマ大統領が「謝罪するか・しないか」なんて、日本人のエモーショナルな部分に訴えかけることを狙った、完全な論点ずらし。アメリカ合衆国は、原爆投下によって、地上戦を戦う予定だったアメリカ兵の生命が救われた、という教育を長年にわたってしているのですから、オバマ大統領がポッと来て、独断で謝罪などするわけがないじゃありませんか。

オバマ大統領の広島訪問は、アメリカでは「核兵器なき世界の平和と安全保障を目指す、長年にわたる米国の、さらに大統領個人のコミットメントを再確認するもの」という位置づけになっているそうです。その一方で、今後30年間に1兆ドルをかけて、今の核兵器を、より小型で精度の高い新型に更新して行く計画がひそかに進められていたことが、最近になって暴露されています。
情報が肥大すると、かえって行動できなくなる
長野の山奥と東京を行ったり来たりしています。電車で東京に向かった時には、大宮で新幹線から在来線に乗り換えるのですが、その際には一瞬、立ちくらみを覚えます。当たり前のことなんですが、情報の量と質の差に圧倒されて、頭がクラクラして来るのです。

先ず、自分に突き刺さって来るのは、駅の中も電車の中も、広告だらけだということ。これが痛い。それぞれの「こっちを見ろ!」という主張が、ピアノの鍵盤を両腕で叩いた時のような不協和音となって、こちらを襲って来ます。その状態に慣れるまで、10分くらいかかります。

次いで、電車内のほぼ全員がスマホの画面に釘づけになっている光景と、そこから発せられる強いエネルギーに押し潰されそうになってしまいます。なぜみんな、こういうツールをやすやすと受け入れていくのでしょうか? 人間をとりこにしたり、コントロールしたり、支配したりするのは本当に簡単なんだなぁと、つくづく感じます。

ドアの上のモニターには、消費者金融の PROMISE の広告が踊っています。音楽事務所社長の谷原章介さんのところに新人が売り込みに来る。二人の演奏を聴いた谷原社長はレコーディングを即決。空いているスタジオを探せと命じるのですが、女性の部下が、直ぐにスマホでチャチャッと検索し「ここどうですか?」と。

そのイージーなやり方に怒った社長は、呆れ顔で「あれもスマホ、これもスマホ、何でもスマホで簡単にィー!」と言うけれど、一転して「君こそやっぱりプロミスだ」と、その女性を逆に誉める。オチは、「プロミスはスマホでカンタン!」ですって。う〜ん。谷原章介さん!

スマホ、使ったっていいんですよ。私だって細かい字が見えれば、そしてもっと収入があれば、使っているかも知れない。でも考えなくちゃいけないのは、コンテンツの内容と、それへの接し方です。メディアってものは、一方で真実を伝える武器になる反面、簡単に大衆操作の道具に化けてしまう。

これまでの新聞、ラジオ、テレビもみんなそうでした。ところが、インターネットと、どこへでも持っていけるモバイルツールの登場は、今までとは決定的な変化を人間の内面に与えたと思います。それが何かと言えば、「自分で考える力」をどんどん失わせているということ。

便利なアプリを開発する → 考えなくて済む → だから考えない → 考えない人用に、より便利なアプリを開発する → 考えなくて済む → だから考えない、の際限なきループです。どこまでこれが行くのかなぁ? それが、自分で自分を奴隷化してく道だということに関して、みんなあまりにも無自覚です。自分で自分を奴隷に追い込んでおきながら、それで「癒しが欲しい」とか言っている。

「引きこもり」の人は、特定分野に関する情報は非常に詳しいです。なぜならインターネットばっかりしているから。「引きこもり」というと、膝を抱えてうずくまっている映像を思い浮かべるかも知れませんが、それは鬱であって、「引きこもり」というのはそうじゃない。「引きこもり」の人は、活発な情報収集活動を行っていて、それが肥大化してしまっているんです。

行動するのが怖い → だから事前によく調べようとする → 調べた結果、自分の今の状況と比較する → 自分に劣等意識を感じる → だから行動するのが怖い、という思考ループに陥っている。一般に、「よく調べてから行動するように」と言われますし、それにも確かに理はあるのですが、調べ過ぎはかえって行動を阻害してしまいます。

なぜかというと、何かを「する」際のリスク要因を、際限なく発見してしまうからです。自分よりも優れた人を、際限なく発見してしまうからです。インターネットは、そのためには、まさに最適なツールなのです。ここに、コンテンツの内容と接し方を、よくよく考えなければいけないという意味があります。

ところがモバイルツールの普及はそれを考えさせないんですね。人をどんどん考えさせなくしていく。そこが最悪なのです。誰も彼もがインターネット依存症になって、SNSで交わされるちょっとした言葉にまで反応し、まるでピンポンのように攻撃的な言葉をやりとりする。これでは「心」が壊れない方がおかしいくらいです。

寺山修司さんは「書を捨てよ、町へ出よう」と言ったのですが、私はこう言います。「スマホを仕舞って、森へ行こう」と。
高いスマホ、別に捨てなくてもいいですから。
日々のニュースを、大きな文脈の中でとらえる
ニュースは、その大部分が目くらましです。いま世の中で動いていることの一端をニュースが伝えていることは事実ですが、それを我々は、いつも大きな文脈の中でとらえる必要があるのです。

笹舟を作って小川に浮かべるとしましょう。この笹舟は、右に行ったり左に行ったり、時に石にぶつかったり、葦にからまったりしながら流れて行きます。ニュースというのはこの動きを逐一報道しているのです。今日は急流に巻き込まれてしまったとか、雨にたたられたとか、転覆したとか。

でも重要なのは、この笹舟の行き先はどこか、ということではないしょうか? それが、大きな文脈で捉えるという意味です。日々の事件にいちいち反応していたのでは、この文脈はとうてい見えません。だから、ニュースは目くらましなのです。

するとこう思われるかも知れませんね。
それじゃあ、いったい何を信じたらいいのだろうかと。
答えは、
何も信じる必要はないし、何も信じてはいけない。

もちろん、私が言うこともです。‥‥と言うことだって、信じてはいけない。
(はあ? なによそれ?)
要するに、外部からもたらされるものは、何ひとつ信じてはならないということ。信じていいのはただ一つ、自分の内側から聞こえて来る声だけです。

重要なのは、「あなたならどうする?」ということ。殺人事件が起きました、爆弾テロが起きました、児童虐待事件がありました、交通事故がありました、薬物事件がありました、収賄事件がありました‥‥。
さあ、あなたならどうする?

それが、あなたという人間を決める。
選択が、あなたというアイデンティティを形づくるのです。

この時、あなたの「考え」に聞くのではなく、「心」に聞いて欲しいのです。「考え」は、それまで仕入れてきた様々な価値観に左右されています。しかし「心」は、そうではありません。なぜなら、「心」は「魂」の扉だからです。ですから、自分の「心」をじっと見つめれば、自然と「魂」に行き着けるのです。

「魂」は嘘をつきません。「魂」は決して裏切りません。なぜなら、大宇宙とつながっているからです。あなたの「魂」は片時も宇宙と離れたことがなく、つねに宇宙の理法を宿しています。ただそれに、あなた方が気づいていないだけなのです。ですから「孤独」はありえません。

暗いニュース、悲惨なニュース、暴力的なニュースなどに接したら、事件の中身に眼を奪われるのではなく、「私ならどうする?」と「心」に問いかけてみてください。そうすれば自動的に、大きな、あなたが考えるよりももっと大きな文脈に辿り着けることになります。

大きな文脈は、あれこれ考えて、類推したり、探ったりする必要はありません。ただ耳を澄ますだけで、オートマティックに決まる。
なぜなら、「心」の本体は「魂」であり、「魂」はいつも「大宇宙」とつながっていて、「大宇宙」には一つの理法しか存在しないからです。
ニュースを使った愚民化政策
今はもう、ごく限られたテレビ番組しか、それも全部予約録画でしか観なくなったのですが、その操作の途中で、ニュースやニュース解説に出っくわすことがあります。

先日も、国際報道部の記者という人が、混迷するシリア情勢について、模型を使った「解りやすい解説」というのをしている場面をチラ見したのですが、これが相も変わらぬ西側(欧米)の見解に終始。アサド政権とそれを支援するロシアを悪者に仕立てて、NATOの行動を都合よく正当化して行く。

いつまでこんなことをやっているのだろうか、と思います。アメリカはもう一枚岩じゃありません。EUだってそうです。欧米の中が割れて来ているのです。大きく言えば、これまでの価値観をあくまで押し通したいグループと、それを見直して、新しい国際秩序を築こうとするグループとに。

23日、露米はシリアでの停戦に関する合意文書に調印しました。少なくとも軍部においては、アメリカもロシアと同盟を結んだということです。すでにカナダはシリアの空爆から撤退しましたし、アメリカ軍もこのような不毛な戦闘を早く終結したいのです。このように、ニュース報道とは全く違う現実がいま進展しています。

なによりアメリカの軍人たちにイヤ気が蔓延している。裏にある構造が、もうバレてしまったということです。

これまで、「正義」を振りかざして行ってきた数々の戦争が、軍産複合体が画策した陰謀に基づくものであったこと。その陰で、相手国に対しても自国内においても、罪なき人々の間に多数の犠牲者を出して来たことの不毛に、多くの人が気づくようになったのです。

その表れは、アメリカ大統領選の予備選の動きを見ても分かります。本来ならば、共和党の本命であったはずのジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(第43代大統領ジョージ・W・ブッシュの弟)が、全く支持率が伸びず、大統領選からの徹底を表明しました。

民主党では、本命のヒラリーが、バーニー・サンダース上院議員の猛追にあって苦戦を強いられています。ブッシュ一族もヒラリーも、共にネオコンに属する人物。その一派の勢力がどんどん薄れ、もう軍をコントロールすることすら出来なくなって来ているようです。

国際政治は陰謀が渦巻く世界で、マスコミが流している表のニュースや、ニュース解説を聞いて本気にしていたのでは、今の世界情勢のことは絶対に解りません。ニュースは所詮、プロパガンダ(宣伝)の道具でしかありませんから。

裏の裏、そのまた裏のさらに奥に、今まで世界を支配してきたひと握りの者たちの「Conspiracy(共同謀議)」が隠れています。そのシナリオが段階的に降りてきて、表に見るような事件を世界中で演出しているのです。

そして報道機関そのものが、今なお彼らの手中にあるのですから、ニュースなど大衆操作のためのプロパガンダに過ぎないのです。

こう言うと、いったい何を信じればいいのか、と思われるかも知れませんが、そもそもニュースなど、見たり聞いたりする必要はないのです。

我々がニュースだと言っているものの殆どは、過去にも聞いたことがある事件の焼き直しです。たとえば国会議員が口利きで不正に金を受け取った。その議員の名前と金額が違うだけで、同様の事件は昔からずーっとあり、我々は何度もそれらを見て来ています。覚醒剤にしろ、殺人事件にしろ、テロにしろ、みんな同じこと。

重要なのは、ならば、これからどうして行くかということです。何度も同じことを繰り返しているというのは、どこかに根本的な欠陥があるわけですから、それを是正しようとするのでなければ進歩がありません。ただ、これこれが起きたと言っているだけのニュースなど、News どころか Olds に過ぎないということです。

なぜ、いま言ったような「改善」という視点にニュースが立てないのか。また立たないのか? その意味を、よく考えてみてください。これは、センセーショナルな話題に大衆を引き込んで目を奪い、それ以上、重要なことを考えさせないようにするための手法なのです。

いわゆる愚民化政策の一環です。そうやって、次から次へと刺激的ニュースを流しておけば、背後で進行しているもっと重大なことは気づかれずに済む。人の噂も七十五日で、そのうち忘れてしまうさ、というわけです。

このような大衆操作が、日々行われているということを知ってください。世界中が、今そのことに目覚めつつあるのに、日本人の大半は未だにそれを知りません。そして相変わらず、大衆操作のためのニュース報道を信じ続けています。我々は、もっと見抜く感覚を養わなければなりませんね。
あからさまな情報操作
1月6日、テレビを観ていたらピコン!と音がして、ニュース速報のテロップが流れました。内容は〈北朝鮮を震源とする異常な地震波を観測。菅官房長官が「北朝鮮が水爆実験を行った模様」と語った〉というものでした。でも、まだ正式な確認もできてない情報を、地震波観測という時点でどうして速報として流したのでしょうか?

では福島第一原発事故の時にはどうだったのでしょう? あの時は民主党政権でしたが、水蒸気爆発が起きても、速報はおろか定時のニュースにも取り上げられませんでした。2日後には炉心が溶融し具体的な放射能危機が迫っていたというのに。それでも政府は「直ちに影響はない」と言い続けていたではありませんか?

いったいどっちの方が、国民にとって差し迫った危機だと言うのでしょう? 日本国内で、今この瞬間に起きている原子力災害よりも、他国で起きた(かも知れない)核実験の方が、重大な危機だと捉える、その神経が分かりません。

今年の11月には、アメリカで次期大統領を決める選挙があります。この報道を観ると、私はいつも、まるで高校野球のようだと思うのです。最初は出身校を応援する。それが敗れると、今度は(以前には敵だったはずの)地区の代表を応援する。それも敗れると、最後は県の代表を応援する。

今は予備選挙の段階で、民主党も共和党も、各候補が自陣営の他の候補者を口汚く罵り合っています。ヒラリー氏などは目ん玉をひんむいて、バーニー・サンダース氏を攻撃している。こういうのを見ると、日本人とは随分メンタリティが違うんだなぁと思わされます。攻撃的で、熱狂的で。

それはそうと、世界には196もの国があるというのに、なぜアメリカの大統領選挙だけは、予備選挙の段階から熱心に報道するのでしょうか? 日本国民に、アメリカ人のお祭り騒ぎを見せる必要があるのでしょうか?

中国や韓国やロシアなどは、選挙結果をちょこっと報告する程度の扱いなのに。そしてそれ以外の国となったら、もうほとんど無視。

アメリカの大統領が、共和党出身者になろうが民主党出身者になろうが、アメリカの政治というものは何も変わらない。「CHANGE」と高らかに宣言したオバマ大統領も、アフガンには増派をしたし、中東では罪もない一般人をドローンの爆撃によって殺戮し、ブッシュの戦争を引き継いだだけ。

日本のメディアが、アメリカ大統領選挙だけは、予備選挙の段階から熱心に見せることの目的は、ただ一つ。日本人を、アメリカ以外の国への関心に、向かわせないための、これはマインドコントロールだとしか思えません。

マスコミ報道をチェックしてみてください。中国や、韓国で何か事があった際には、次に、必ずホワイトハウスの報道官のコメントというものが流されています。日本政府の見解よりも先にです。

そういう中国や韓国の動きに対し、宗主国たるアメリカはどう考えているか、ということを印象づけて、あからさまに世論を誘導しようとしているのです。

特に人権問題に関しては過敏で、中国のウィークポイントを突き、いかにもアメリカが正義の国であるかのように印象づけようとしていますが、世界一の人権無視の国は、アメリカ合衆国です。中南米で、アジアで、中東で、そして自国内で、いかに弾圧と人殺しを重ね、かつそれを正当化してきたことか。

私はなにもアメリカ嫌いになれと言っているわけではないのです。アメリカ国民だって、国を操っている者の犠牲者なのです。国際政治の舞台では、そういう謀略が絶えず裏で行われているということです。お人好しの日本人よ、そこに早く気づけと言いたいのです。

国際社会は、昨年より激動の時代を迎えています。今後は、これまでの常識がひっくり返るような大きな変革が次々に起こります。その変革を、少しでもよき社会の実現に向けていくためには、一人ひとりのマインドが覚醒していくことが大事なのです。マスコミにも、誰にも、操作されない自分をどうか見出して行ってください。
民放化してきたNHK
テレビはもやは「死に体」で、民放各社の業績は急速に悪化しているようです。これは、かつて映画がテレビにやられたように、今度はテレビがインターネットにやられるという、メディア・テクノロジーの変化の問題が、大きく影響していることは間違いありません。

しかし、テレビ局の「自業自得」という面も大きいのではないでしょうか? 番組制作は外部プロダクションにほとんど丸投げ。制作費を安く抑えるために、大した「芸」もないお笑いタレントを一山いくらで契約し、いろんな番組に出させて一億総白痴化、愚民化することに貢献して来ました。これではまともな神経を持った人は逃げ出してしまいます。

テレビ離れする人が多くなって、視聴率挽回のためにと、人間の根源的欲望を刺激するような低俗な番組とテクニックが増加。これでさらにまともな人はテレビを観なくなった。視聴率の低下 → 広告収入の減少 → 制作費の削減 → 安易な番組作りの横行 → 視聴率の低下という、負のスパイラルに完全に陥ってしまいました。

ちょっと前まで、テレビ局社員と言えば、人気職種のエリートで(今でも人気は高いのでしょうか?)、高給を貰っていたけれど、もうそんなわけにはいかない。繁栄の時代にあぐらをかき過ぎて、自分たちの使命を忘れてしまったんですね。

そもそもテレビ事業というのは、建前上は国から毎年電波の枠を許可して貰って運営しています。テレビ局(の特にキー局)を作るのには、スタジオやら放送設備などに多額の投資が必要だから、それで一度許可を貰ったところが便宜的にずーっと継続しているだけで、本当は貴重な電波枠を貰っていること応えるという使命があるわけです。(それで「公共の電波」という言い方をよくされる)

民放を一切観なくなってから私は久しいのですが、近ごろではNHKまでもが民放臭くなってきて、なんだかNHKも観る気がしなくなってきました。

先ずは広告のヒドさ。民放の広告がイヤでNHKを観ているのに、NHKは番組の終わりに他の番組の広告を頻繁に流すんですね。この手法が民放と同じスタイルなんです。とにかく刺激を与えてやれと、まるでパチンコ屋のチラシのようなお下劣なものをバンバン流す。

次にタレント。民放と同じで、関西お笑い系のタレントやアキバ系少女を必要もないのにやたらと出している。こういう人をどう使っているかというと、番組の狂言回し役に使う。旅番組なら旅のガイドをする人、歴史番組なら歴史を探る役目をする人。

ちょっと前までは、こういう役は、みんな局アナがやっていたんです。それを、なんで色のついたタレントを使うのかが不思議でなりません。ひょっとしたら今の若いディレクターは、民放のスタイルを観ていて、そうするのが当たり前と考えているのかも知れません。狂言回しなんて別に置く必要がない、ない方がスッキリするという番組でも、なぜかタレントを狂言回しに起用する。

しかしタレントというのは、自分のスタイルを売るのが仕事なんですから、そのタレントを好きな人はいいけれど、そうでない人は逆にタレントの個性が鼻につく。NHKというのはニュートラルな感じが良かったわけで、ナレーションなんかも全部局アナで賄っていたというのがNHKらしくて良かったんですけれどねぇ。

それと犬猫。ペットとグルメはもういいよ。
私は、聴取料をちゃんと払っていますが、もう払う価値がないかな、と最近では思い始めています。
どうして他人の意見に仮託したくなるのかな?
インターネットで情報収集をしていると、コメント欄に書き込まれた、ごく短い、他者を罵倒する文を眼にすることがあります。「お前は何も分ってない!」とか「どうしてこんなバカがいるんだ」とか‥‥。頭にカーッと血が昇って、どうしても言わずにはおられないという心境になったのでしょう。

でも、「お前は何も分ってない!」と言うのなら、自分がもっと分っているということを、〈自分の場所〉で発表してお知らせすればいいと思いますし、「どうしてこんなバカがいるんだ」と言うのであれば、自分の方がずっと賢いということを、〈自分の場所〉で見せればいいと思うのです。

今は誰でもブログを開設したり、動画を投稿したりすることが簡単にできるのですから、そこで自分の考えをしっかり述べればいい。私はそうしています。こうやって好き放題のことを毎日書いている。人気ブログにしようとか、注目を集めようとかは、一切思わない。他者が作ったサイト上でコメントすることも一切しない。私は私の場所に戻って書く。

他者の意見を批判するにせよ、持ち上げるにせよ、「私は、これこれこのように考える」とハッキリ言わなければならないと思います。それが、単に「お前は何も分ってない!」と言うだけでは、読む方は、何をどう「分ってない」と考えているのかが、それこそサッパリ分らないではありませんか。

結局それは、前の人の意見が無ければ、全く成り立たないコメントなんだよね。つまり、そこに「依存」しているということ。相手を小バカにしているんだけれども、その小バカにしている相手に助けられて自分がある。そのことに気づいていないんだね。小バカにしたい相手が、もしだ〜れも居なくなったとしたら、その人は表現の機会を失ってしまう‥‥。

でもその表現方法は、いかにも矮小で歪んでいるとは思わないかい? お手軽でいいのかも知れないが、「お手軽」なんてものに流れちゃダメだ。「お手軽」は所詮「お手軽」でしかないんだよ。

表現というものは、どんな分野であれ、自分の内面から振り絞るものであって、そこにはもの凄い集中力を必要とするものなんだ。そのもの凄い集中力で生み出された表現に、「お手軽」にコメントして、対抗できるわけがないじゃないか。そんなものは、象を前にしてキャンキャン吠える子犬に過ぎない。

そんなバカなことを繰り返す前に、「自分の表現力を高めろ」と言いたい。「自分の場所で、自分の言葉で、自分の身体で表現してみろ」と言いたい。他人の意見に仮託して生きる自分を、もう止めようじゃないか。本当の自分を、自分の手で発見するんだ。
アメリカ帝国主義の断末魔と、傀儡日本のゆくえ
シリア政府の要請によって、ロシアがISへの攻撃を開始したことを皮切りに、世界情勢に歴史的大転換が起こっています。

軍事専門家によれば、元々ISは一ヵ月もあれば掃討できると言われていました。ところが昨年の9月10日以来、アメリカとその同盟国が5万3000回もシリアおよびイラクに出動し、6700回もの空爆を行ったにも関わらず、何の成果もなく、大量の難民をヨーロッパに流出させることになったのです。

これに対し、ロシアのIS拠点に対するピンポイント攻撃はわずか数十回で着実な成果を上げ、ISを離脱して逃亡する兵士が続出しているとのことです。武力による解決は、出来ることならない方がよいのですが、これによって難民がシリアに帰れる道が開けるのではないかと期待されています。

なぜアメリカとその同盟国は、「イスラム国の根絶」を目標に掲げながら、何の成果も上げられなかったのでしょうか。それは、目的が戦争の継続にあったからです。アメリカにとっての戦争は、兵器の在庫処分市であり、セールスの見本市でもある。アメリカが10年に1回のペースで(自国の外で)新しい戦争を始めるのは、政府を支配する軍産複合体の思惑と石油利権が絡んでのことです。

私はマスコミ報道というものを一切見ないので、最初にISという名前を知った時には、何のことやらさっぱりワケが解りませんでした。田舎に帰省した折、たまたま入ったラーメン屋でテレビが付けっぱなしになっていて、オレンジ色の服を着せられた二人の日本人の映像が映り、ISがどうとか言っているのを聞きました。店内に置いてあった新聞の一面にも大きくその写真が載っている。

私は見た瞬間、その映像も写真も合成であることが判りました。ビデオ映像の方は顔に立体感がなく、表情がまったく動いていません。写真の方は顎の下の陰と体の陰が逆向きになっている。こんなものは、日ごろから映像や写真を見馴れている人には、瞬間的に「おかしい」と判ります。解せないのは、マスコミにもそういう人が居るでしょうに、そこをスルーしていることです。

そのあと友人からメールが来て、文面に「残虐なIS」と書いてあって、あんな偽情報をみんな簡単に信じるんだと、そのことにビックリしました。

アラブの春や、それがシリアに飛び火し、自由シリア軍とアサド政権が内戦状態に突入したという辺りまでは、私もテレビで海外ニュースは観ていました。しかしその報道内容が、最初から「独裁者アサド」一色に染め上げられていることに、激しい違和感を持ちました。ウクライナ情勢で「ロシア悪者」に仕立て上げていたのと全く一緒です。

そのプロパガンダが、あまりにもストレートというかお粗末で、勘のいい人が見れば、「あ、これはデタラメだ」とすぐに判るような代物です。ところが、全マスコミがそれを垂れ流しているのですから、もうどうにもなりません。観る方は経験によって進歩しているのに、送る方は、過去にキューバのカストロやヴェトナムのホーチミンに対して行っていたのと、同じ感覚なのです。

いま国内でどういう報道がなされているかは知りませんが、アメリカが方針を転換し、アサド政権を容認する方向に舵を切り直しました。アメリカのケリー国務長官と、ロシアのラブロフ外相が協議して、両軍が協力する方向で動いているようです。カナダでは10年ぶりに政権交代が起こり、シリア爆撃からは撤退、TPPにも難色を示すなど、アメリカ離れを鮮明に打ち出しました。

自由シリア軍なるものを、日本では菅官房長官が「穏健なアサド政権反対派」と言ったのですが、いったい自由シリア軍というものがどこに居て、どういう部隊編成なのか、誰がリーダーなのか、どういう装備を持っているのか、が語られたことはありません。この組織の中心は、結局CIAが雇った傭兵部隊であり、その訓練と装備に5億ドルが費やされたことが分っています。

アメリカの狙いは、当初からアサド政権の転覆にあったわけですが、誤算だったのは、アサド政権と軍が持ちこたえたことです。もし本当にアサド大統領が単なる非道な独裁者であったなら、民衆蜂起によって政権は瓦解していた筈です。しかしそうならなかったのは、キューバやヴェトナムと同様、民衆の支持があったことを物語っています。

結局、アメリカのこの試みは失敗し、訓練した兵士の多くが装備とともにISに流れてしまった。ISというものも、イスラエルの工作機関が反イスラムのプロパガンダのために作ったもので、これにカタールとサウジアラビアが資金協力している。アメリカも武器供与していたわけですから、「テロの撲滅」といったところで、自分たちが育てたものを攻撃するはずがありません。だから成果がないのです。

アフガニスタンでの戦争は、アメリカ史上最長の14年を経過し、2016年も米軍が駐留することが決まっています。オバマ大統領が選挙公約で撤兵を約束したにも関わらずです。10月3日に起きた、国境なき医師団が勤務する病院への爆撃は、戦争継続の理由とするために、タリバンの仕業にする手はずが、バレてしまったのだという見方もあります。

ヨーロッパの人々は、大量の難民流入という脅威を前にして、その原因はどこにあったのかを、真剣に問い直しています。このようにして、国際政治におけるアメリカの自作自演行為が、至るところで明るみになってきており、もう世界の首脳たちや大衆を騙せなくなっているのです。

加えて、経済力の中心が、ヨーロッパ→北米→日本→そしてロシア・中国の時代へと、地球の自転と反対方向に移動していることに注目してください。これは歴史の循環サイクルであり、どのようにしても抗うことはできないのです。アメリカ帝国主義の時代、パックスアメリカーナの時代は、確実に終わりを迎えているのです。

しかしそのアメリカの外交に、ここに来て変化が見られるように、いまアメリカ政権内部では旧ネオコングループと、改革勢力との間で激しい綱引きが行われているようです。そのため、アメリカ政府の発言と行動に一貫性がなくなっています。決着はすでについているとの情報もありますが、西側のマスコミ報道は、まだ当分は相変わらずの状態が続くでしょう。

そんな折、8月7日のNHKスペシャルで『憎しみはこうして激化した 〜戦争とプロパガンダ〜』という番組が、また9月8日のBS世界のドキュメンタリーでは『差し迫った脅威 〜合衆国憲法と大統領権力〜』と題する番組が放送されました。

どちらも、これまでアメリカが、戦争時にいかに謀略のプロパガンダを流して来たか、そして今もそれを行っているかを描いたものです。NHKも、以前は明らかにCIAが介入したと思われる内容のものを多く放送していたのに、もしかしたら流れが変わってきているのかも知れません。

いずれにせよ、現在進行中の動きは止めようがなく、さらに真相が明るみになった時に、これまで西側の謀略プロパガンダを垂れ流して来た日本のマスコミは、いったいどうするのでしょうか? そして、アメリカの傀儡となって動いていた政治家たちは、いったいどうするのでしょう?