by Rainbow School
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自滅するメディア、世界の終わり、人類のエクソダス(後半)

さて、メディアのことも言っておかなくてはなりません。今度の「沸く珍禍」では、そのムーブメントの醸成にマス・メディアが大きな役割を果たしました。もちろん悪い方向にです。しかしこれは、「戦争」における通常の役割と一緒です。マス・メディアというものは、元々がそのような役割を担っている。ニセ情報のプロパガンダです。今回もそれを踏襲したに過ぎません。ところが、これがメディアの「自滅」を加速させました。

 

ニセ情報のプロパガンダが成功するためには、大衆がそのメディアの報道を「信用している」という前提条件が必要です。今回の「沸く珍禍」でも、これまでは、それが大いに機能しました。マス・メディアが報道することに、大多数の大衆が何の疑いもなく従ったのです。

 

太平洋戦争の時にも、メディアは大本営発表というウソを垂れ流していたのですが、それでも、同じメディアが戦後も存続し続けました。これは、何事も総括しない、みんなウヤムヤにして煮溶かしてしまう、日本人の体質がそれを許したということが一つ。もう一つは、当時は、プラットフォーム(基盤)を異にする代替メディアがまだ無かったということも大きな理由です。

 

しかし、今は違う。インターネットというマス・メディアに対抗するプラットフォームがあります。このプラットフォームはマス・メディアよりも遥かに使い勝手がよく、一瞬にして世界中と交信できます。ですから、主流メディアが、一つの情報に偏った報道をすればするほど、そのおかしさ、奇妙さ、ウソ臭さ、が逆に浮き彫りにされて行くのです。今回の染争プロパガンダを企図した者たちも、実行したメディア関係者たちも、そこまで気づいてはいなかった。彼らは「自滅」への道を選択したのです。

 

メディアには二つの側面があります。一つは、伝達の仕組みおよび収益構造(以下、ビジネスモデル)です。もう一つは、そこに掲載するコンテンツ(Contents:中身)です。ビジネスモデルは川を渡るための舟、コンテンツはそこに載せる荷物です。この二つは、分けて見ることが大切です。さて、そうして見たとき、ビジネスモデルとしては、新聞、テレビはすでに終わりを迎えていました。情報を届ける仕組みとしても、収益構造としても、もう終わっていたのです。

 

これは、インターネットとスマホと SNS の組み合わせによる新しいプラットフォームの登場によって、旧メディアのビジネスモデルとしての優位性が、あっと言う間に失われてしまったからです。新メディアの便利さや即時性には、旧来のマス・メディアはとうてい太刀打ちできません。これはメディアというものが抱える宿命であり、これまでの歴史を振り返ってみても、新しく登場するビジネスモデルが、つねに旧来のメディアに大きな打撃を与えて来たのです。新聞、テレビは、もっと早くにそれを自覚するべきでした。

 

民放テレビの仕組みは、「時間」というスペースを賃貸に出している不動産業です。テレビ局はビルのオーナーで、時間枠という部屋を賃貸に出しています。各部屋にはそれぞれの室内装飾(番組)が施されており、その借り主を仲介業である広告代理店が見つけて来るのです。ビルのオーナーになるためには国の免許が必要です。また代理店は、ビルのオーナーには現金払い、借り主からは手形入金ですから、その間の運転資金が大量に必要となり、これも誰もが成れるというものではありません。

 

結局、これらの構造が参入障壁となって業界が守られ、テレビ全盛期の時代に大きな利権構造を形成したのです。テレビ局や広告代理店は、長らく就職希望のトップの座に位置していましたが、テレビCMの放映料金(つまり時間枠賃貸料)がバカ高かったので、それが業界人の給与にも反映されたのです。また、この利権構造には、タレント・プロダクションや番組制作会社などが多数ぶら下がり、みんなで業界を維持して来ました。しかし、その構造が成り立たなくなったのです。

 

けれども、コンテンツに関しては、旧メディアがまだ優位性を保っている部分もありました。それは、スタジオの設備や、制作のクオリティや、取材記者の能力などの点です。ですから、このコンテンツ制作能力を活かせば、旧来のビジネスモデルが終わったとしても、独立系のメディアとしてやっていける道はあったと思います。

 

ところが、今回の「沸く珍禍」では、「闇」グループが計画した意向に添い過ぎました。これは、世界中の主流メディアが「闇」グループの傘下にあるために、致し方ないと言えば致し方ないのですが、「沸く珍禍」の演出が全部フェイクだったために、結果的にマス・メディアはフェイク・ニュースを流し続け、人々を死に誘導したのです。この責任は非常に重い。全部が白日の下に晒されたとき、なんとか言い訳を考えるでしょうが、しかし人々はもうマス・メディアを一切信用しないでしょう。

 

イギリスのデモでは、大群衆がBBCのビルを取り囲んで抗議しました。人々にはもう解っているのです。フランス人の中にはナイスな抗議をした人もいます。私は、Aのマスクをどんど焼きにでも投げ込んで、お焚き上げしたらいいとちゃっちいことを考えていたのですが、あるフランス人のグループが、テレビを国会議員の自宅の庭に投げ捨てるというパフォーマンスをしていた。たぶん違法でしょうから、あんまり勧められないのですが、シャレが効いていて一石二鳥の抗議になっています。

 

そんなわけで、マス・メディアは「自滅」への道を選択してしまった。私には不思議で仕方がないのですが、どうして日本では、内部告発者という人があまり出ないのでしょうか。ちょっと考えれば、それが自滅への道であるということが分かると思うのに、全員で、自分たちが乗っている舟に生じた穴を、さらに大きくして行くのです。まったくワケが解りません。どうしてウソを報道して平気なのでしょうか? どうしてウソをつき続けるのでしょうか?

 

SNS 大手も、今度の「沸く珍禍」では、投稿の審査と規制という手段に出ました。戦時下と同じ、事実上の言論統制です。けれども、言論の自由を認めるプラットフォームが新たに登場した場合には、これらの偏向したプラットフォームが駆逐されて行くことは自明の理です。まったくおバカなことをしたと思います。「闇」の社交クラブの新参者として、掟に従わざるを得なかったのでしょうが、そうやって、やはり自滅への道を選択しているのです。

 

民放テレビはスポンサー・マネーでどうとでも動くので言わずもがなですが、NHKの言うことは「信用できる」と思っている人が、まだ案外多いのではないでしょうか? しかし、NHKの上の方に、「闇」からの直接指令を受けて番組を編成している、影の手配師が確実にいますね。NHKの職員でも、みんな洗脳されているので、たぶん気づいていないのではないかと思います。ハッキリ言って、NHKは国民洗脳操作機関です。

 

私が最初におかしいな?と思ったのは15年以上前です。今のような SNS はまだ登場していません。イラク戦争が起きて「テロとの戦い」が叫ばれていたころです。当時、『BS世界のドキュメンタリー』という深夜番組を録画して欠かさず観ていたのですが、ドキュメンタリーだから映っているものは真実だろうと、ふつうは思います。ところが、「テロとの戦い」の関連で、打ち出し方がちょっと過剰だなと思われる番組がいくつかありました。私のウソ検知センサーが、ピピッと反応しました。

 

ウソをつく人というのは、自分の中にある「ありのままの壁」を乗り越えなければならないために、ウソをつく際には必ず余分な力が入るのです。すると、発している波動がサッと変わる。これは決して誤魔化すことができません。今の世の中は詐欺師だらけ。詐欺メールも毎日届きます。でもメールだって波動を発しているので、注意していれば詐欺メールなんか直ぐに見破れます。

 

よく「他人(ひと)の話をよく聞きなさい」などと言いますが、よく聞こうとしてはいけません。ググッと身を乗り出した瞬間から、相手の波動に引きずり込まれてしまいます。蟻地獄のようなものです。そうではなくて、耳を澄ましてよく聞くべきなのは、自分の声のほうです。他者が話すことには注目せず、ボーッと眺めて、その人が発している波動のほうを見るのです。そうすれば、ウソがすぐに分かります。

 

変だな?と思うドキュメンタリー作品のエンドロールを見てみると、全部が同じプロダクションが制作したものでした。おそらく、ネオコンから資金を得て、フェイク・ドキュメンタリーを作っていたのでしょう。これはNHKに限らず、ノーベル賞とか科学論文誌とか国際機関とか、およそ「権威」あるものは、9割がたは本当のことを言って、その構造自体を「信用」させた上で、1割のフェイク情報をその中に混ぜ込んで来るのです。そのようにして大衆を騙し、操作するのです。

 

2012年4月から放映されていた『グローバルディベート WISDOM』という番組は、かなりヘンテコリンでした。タイトルに「グローバル」と付いているところがすでに怪しかったのですが、「WISDOM」というのも「これが賢明な知恵だ!」と言っているようで、押しつけがましいです。あれっ?と思ったのは、キャスターに滝川クリステルさんが起用されていたこと。なぜNHKの局アナを使わなかったのでしょう? こんな地味な番組に、滝川クリステルさんを起用する意味が解りません。

 

しばらくして、彼女が小泉進次郎氏と結婚したことを知り「ああ、そういうことか」と納得しました。小泉進次郎氏は、当時、CSIS からお墨付きを貰っていた人物です。若くてルックスも良かったので、白羽の矢が立てられたのですが、セクシー発言で馬脚を露わしてしまい芽が無くなりました。

 

ディベートの大半のテーマはどうでもよいものでしたが、その中に経済問題や日本の進路に関する問題が忍ばせてあるのです。これが実に酷かった。スタジオではディベートをしているように見せて、最後にはジョージ・ソロスをオンラインで登場させ、氏のご英断を仰ぐという趣向。「ジョージ・ソロス? なんぼのもんじゃい!」とは、当時は言える雰囲気ではありませんでした。まるで神様あつかいだった。こうして、新自由主義経済が正しい道であるとの操作を行ったのです。

 

最近はテレビをほとんど観なくなり、ごく限られた番組を録画して観るだけでしたが、その中の一つ、『100分 de 名著』の2021年9月6日放送『群集心理 / ルボン』の第1回めの冒頭部分を見て腰を抜かしました。「群集心理」というテーマの事例として、いきなり同年1月6日に起きた「アメリカ連邦議会議事堂襲撃事件」の映像を観せたのです。これは左派メディアによって「トランプ前米大統領の支持者が起こしたもの」とされているのですが、それをNHKが「群集心理」ということで総括しようとしているのです。

 

これは酷い情報操作です。政治的背景事情などはまったく抜きにして、単にこの事件は「群集心理」が起こした暴挙である、と括ろうとしているのです。「ああ、またやってるな」と思いましたが、伊集院光さんのことは好きだったので、もうガッカリです。(別に伊集院さんが悪いわけではありませんが‥‥)。この事件は、その後、残されたたくさんの映像の解析が行われ、複数の扇動家によるオペレーションであったことが分かっています。真相もいずれ明らかにされるでしょう。

 

ちょうど同じ時期、何の番組だったかは忘れましたが、NHK国際放送局シニア・ディレクターの道傳愛子さんが、フランシス・フクヤマにオンラインでインタビューをしている番組を観たのです。その中で、フクヤマに「アメリカ大統領選に不正があったと言う人がいるのですが、実際には不正は無かったのです」と言わせていました。「ああ、このタイミングを狙って、仕込んで来たな」と、私にはすぐに分かりました。

 

でも背景を知らない人や、よく考えもしない人たちが観たら、そうした操作情報を簡単に鵜呑みにしてしまったことでしょう。何しろ道傳さんの英語はバリバリですし、肩書きもご立派。天下のNHKだし、『歴史の終わり』で名を馳せたフランシス・フクヤマだし、疑う理由はどこにもありません。

 

このように、「信用」を土台にして、フェイク情報をサッと入れ込んで来るのですから、油断も隙もあったもんじゃありません。次の映像を観てください。Eテレの子ども向け教育番組『天才テレビくん』です。

 

 

もう笑っちゃうくらい凄いじゃありませんか。子どもにも『THE GREAT RESET』を今から吹き込んでいる。グレート・リセットに抵抗する奴は、イマサランという悪党なんだとさ。え、ってことはオイラはイマサラン?

 

ファイザーのホームページでは、「沸く珍」打つ子はバイキンマンと戦うヒーローなんだよと宣伝し、子どもたちの接種会場にもスパイダーマンをはじめとするヒーローを登場させ、すんなりお注射に誘導しようとしている。カナダのトルドー首相は、「子どもたち、よかったね。これから君たちも沸く珍を打てるようになったんだよ」とニコニコ顔で語っていたよ。イヤハヤ。その口は耳まで裂けていたけどね。

 

『NHKスペシャル』は、録画予約して観ていた数少ない番組の一つでしたが、ここ数年は目も当てられないほど、情報操作が酷くなって来たと感じています。「コロナ禍」を煽るフェイク特集はもちろんのこと、「MEGAQUAKE」とか、「2030未来への分岐点」とか、人々の潜在意識に、恐れや不安を刷り込む操作を繰り返し行っています。また、「タモリ×山中伸弥 シリーズ人体」では、最先端研究という触れ込みで、「人間機械論」を植え付ける操作もしています。

 

「2030年問題」というのは、国連の「2030アジェンダ」を受けてのものだ思うのですが、若者たちに「君たちの未来に希望はない」というメッセージを意図的に吹き込んでいて、極めて悪質です。番組の冒頭にアニメーションが流れるのですが、先が二股に分かれた道を、人がゾロゾロと歩いて行くのです。そして「さあ、どっちを行く?」と迫る。ここに、暗〜い声のナレーションが被さり、その後に未来の仮想ドラマが展開されていくのです。もうこれだけで、気分が「鬱」にさせられてしまいます。

 

しかしここで、次代を担う若い人たちに、声を大にして言っておきます。道がこの先二股になっているなんてことは絶対にない。道は、あなたの周囲360度方向に、いつでも開かれています。2030年という年はやがて来ます。しかし、それを「問題」視するから「2030年問題」になるというだけの話です。「問題」だと思わなければ、別に何も「問題」ではない。

 

「ノアの方舟」の話を例に引いて説明しましたが、同じ事件も、視点を変えれば意味が180度違って来る。人生のすべては「創造活動」だと捉えていれば、あなたの未来には「創造活動」しかない。そして実際に、この世での体験学習は、すべてそのためにあるのです。どうせやって来る同じ年を、今から、どうしてわざわざ「問題」だと思わなければいけないのでしょうか? 馬鹿げています。

 

何でも「問題」にしてしまう人は、自分で自分を不幸にする人です。何でも「創造活動」にしてしまう人は、自分を幸せに運ぶ人です。

 

NHKは、こうして若者に不安感と問題意識を刷り込む一方で、ビル・ゲイツ信者を増やすための『ビジョンハッカー 〜世界をアップデートする若者たち〜』という番組も作っています。「ビジョンハッカー」というのは、SDGs の第3ミッションとして定められた「国際保健分野」に貢献して行こうとする若者たちにつけた新名称です。この活動にチャレンジして行くことを次世代の素晴らしい夢として語り、これをビル・ゲイツ財団が支援しているのです。

 

では SDGs の第3ミッションとは何かと言えば、低中所得国でのグローバルヘルス分野における貢献ということになり、そのままGAVIアライアンスの活動主旨に繋がって行くのです。早い話が、低中所得国への人体実験用の沸く珍、および殺人沸く珍の供給です。GAVIアライアンスもビル・ゲイツ財団に手になるもので、これに各国政府がアライアンス(alliance:同盟)の形で参加している。日本の外務省も参加しています。

 

WHOへの出資金額の2位はビル・ゲイツ財団の9.7%で、3位はGAVIアライアンスの8.4%。この両方を合わせると18.1%で、1位のアメリカ14.7%を抜く。ということで、ビル・ゲイツがWHOを支配し、満を持してこの「沸く珍禍」を引き起こすための染争に踏み切ったということです。これに、NHKをはじめとするマスコミが大きく貢献した。もちろん、ゴールに向けて『グレート・リセット 〜脱炭素社会 最前線を追う〜』という番組も作っています。

 

話が少しそれますが、2013年から、BSプレミアムで『幻解!超常ファイル』という、これまたヘンテコリンな番組がシリーズ化されていました。番組のテーマは、UFOとか超常現象とか、矢追純一さんネタそのものです。NHKが、なんでこんな軟派な番組を作っているのか、まったくワケが解りませんでした。民放と違って視聴率を取りたいためでもないでしょうし‥‥。

 

番組は、栗山千明さんがMCとなり、黒づくめ衣装の「闇のナビゲーター」と、白づくめ衣装の「光のナビゲーター」の二役を演じ、怪奇現象を両方の視点から見ていくという趣向です。

 

その29話目でした。『NASAの陰謀 人類は本当に月に行ったのか?』の中に、陰謀説の間違いを論拠を挙げて正している海外のサイトがある、との紹介があったのです。そして、そのホームページが数秒だけ映った。私は録画していたものですから、その箇所を静止画にしてアドレスを確かめ、当該サイトをつきとめました。しかし英文が読めないので、堪能な方に読んで貰ったところ、なんとそれは、ナレーションとは真逆のNASAの陰謀を論理的に検証したサイトだったのです。

 

最近、河瀬直美さんが監督した『東京オリンピック』公式記録映画の中に、字幕の捏造があったとして問題となりました。NHKは関係者の懲戒処分を発表しましたが、「チェックのためのルールが守られていなかった」ということを落とし所にしているでしょう。がしかし、こういうものはうっかりミスなどではないのです。問題は捏造の方向性にある。最初から明確な意図を持って、世論誘導を行っている者たちがNHKの中にいるのです。

 

『幻解!超常ファイル』は、想像するに、世にはびこる「陰謀論」をせせら笑う目的で作られたのだろうと思います。こうした下地づくりが、今度の「沸く珍禍」の実行にも大きく寄与しました。「人類削減計画? ハハハ、そんなものあるワケないだろ。お前は陰謀論に毒されたアホアホだ」。考えて見ると、「黒 VS 白」という図式を作った上で、最後は白に軍配を挙げる。このやり口は、『グローバルディベート WISDOM』で使った手法と一緒です。両方を検討した結果、こっちですよと誘導する。汚い手口です。

 

さて、前回ブログから2週間経ち、「沸く珍禍」の状況にも大きな変化が現れました。急展開です。「世界が動くので、できるだけ引き延ばしにしておいて」と話したことが、たった一週間で現実のものとなりました。ヨーロッパではイギリス、フランス、イタリア、デンマーク、スイス、ノルウェー、スウェーデン、が沸くパスの制度を停止しました。カナダでも、アルバータ州が沸く珍の接種義務と沸くパスを廃止しました。

 

この政情急変には、トラック・コンボイ(Freedom Convoy:自由への車列)が実に大きな役割を果たしました。「そうか、こんな手があったか!」と、彼らの勇気と行動力に感銘を受けました。私は、民衆が手作りした、これは戦車軍団だと思うのです。大砲その他の武器は積んでいないけれど、「Freedom」の声を満載している。それは、実に強い武器であり、人々の共感を集めて、政府への強力なプレッシャーを形成しました。

 

沸く珍には予防効果などないどころか、恐ろしい副反応(これも「感染」の定義の書き換え同様、「副作用」をそう言い換えてしまったのですが)をもたらすことを、世界中の多くの人たちがすでに知るところとなりました。

 

フェイク・ニュースの雄、CNNは昨年1年間で視聴者を9割も減らしたそうです。2月2日、追い討ちをかけるようにして、内紛から社長のジェフ・ザッカーが辞任をしてしまいました。これも、セクハラ疑惑で辞任したクオモNY州知事の弟がCNNのキャスターをしていて、この人物をクビにしたところが返り討ちに合い、セックス・スキャンダルを暴露されてしまった、というエゲツないもの。う〜ん、解りやすいと言えば解りやすいのですが、拍子抜けしてしまいますねぇ。

 

Facebook も登録者数が減少に転じたそうです。そして、入れ替わるようにして Trump Media がベータ版(お試し版)をスタートさせました。今まで、検閲と削除の網をかいくぐり細々と流されていた真実の報道も、これで大っぴらに語られるようになります。そうなれば、キャンセル・カルチャーに手を貸していたビッグテックは、お仕置きを受けることになるでしょう。良心のドクターや研究者の発言も、どんどん表に出て来るようになって来ています。

 

2年に渡る染争は、もう終わりました。最後はあっけない。やはり米軍のアフガン撤退は、その前哨であり雛形だったと思います。カナダのトルドーや、フランスのマクロン、ニュージーランドのアーダーンらは、それでもまだ降伏せずに、最後のあがきに出て強硬策を推し進めています。しかし、今の時代、脅しや暴力によって民衆を平定することはできません。現代の武器は、暴力装置などではなくて、真実の情報なのです。弾圧すればするほど、真実を隠蔽していることがバレて行く。権力者たちはそれを知らない。

 

イギリスのジョンソン首相が、自分が定めた自粛期間中にパーティーを開いたといって責め立てられています。しかしこんなものは、妬みや憎しみに反応する一般人向けの演出。真意は、トカゲの尻尾切りならぬ頭切りです。「沸く珍禍」の陰謀がバレバレになった時、その罪をジョンソン一人に全部おっ被せて、他の奴らが逃げようという作戦です。でも、そう上手く行くのかな?

 

「闇」と言っても、蓋を開けて見ればこんなものだったのかと。やはり『オズの魔法使』の、カーテンの向こう側だったのかと。獣の論理でつながっているだけの連中は、所詮は「我よし」ですから、利害が一致している間は「お友だち」であっても、権力、地位、金、の分け前が危ういとなれば、途端に足の引っ張り合い、どつき合い、罪のなすり合いになる。自公政権も、スキャンダル続出で、本性剥き出しになってきて、もう分裂じゃありませんか?

 

世界はすでに大きく動いたというのに、日本は相変わらずヒドいです。オメデタイというか、パッパラパーと言うか。世界の動向について何も知らないし、科学にもオンチだし、政治センスはないし、直感も働かない無智な人間が、政治を動かし、メディアを動かし、人々を死のロードへと追いやっている。

 

打ちて死、止まむ。

 

1回でイチコロ、2回で児コロ、3回で惨コロ、4回で死コロ。挙句の果てには「みなし陽性」ですって。略して「みなコロ視」政策。

 

日本は、外圧でしか変われない国。世界支配層がいよいよ追い詰められて、バラバラになって逃げ出した時、政府やメディアは、一体どう責任を取るのかな? いや、責任を取らないことは分かっている。どういう言い訳をして、逃げようとするのかな?

 


 

またもや長くなってしまい、すみません。この辺で終わりにしようと思ったのですが、いま世界で何が起きているか、その全体像を把握してもらうために、「闇」の動向を最後に書いておきます。

 

カザフスタンでクーデター騒ぎがありましたが、プーチンによって鎮圧された。ウクライナでも NATO が挑発行動を起こし、プーチンが対抗措置を取っています。すわ、「第三次世界大戦」勃発か、と煽る人もいます。我々は西側の報道を聞かされるので、プーチンがウクライナを侵略しようとしているんだと思い込まされています。でも変でしょう? なぜカザフスタンの政変が、その後、詳しく分析されないのでしょう?

 

それは、知られたくない事情がその辺りにあるからです。オバマ政権の時に、アメリカは傭兵を使ってウクライナで政変を起こし、親ロのヤヌコーヴィッチを追い出すと、親EUのポロシェンコ政権を擁立しました。これはロシア側の警戒が薄くなるソチ・オリンピックの時期を狙った完全な謀略でした。国境を接するロシアとしては当然、ウクライナが NATO に近づいてしまうということは、防衛上許されるものではありません。そこで対抗措置としてクリミアの併合という手段に出た。

 

と、ここまでは、ロシアと NATO との東西対立だと理解できます。しかしなぜ、アメリカがこの地に執着するかということです。

 

一方のカザフスタンは、ユーラシア大陸の中央に位置し、広大な土地を有しています。この場所は、中国とヨーロッパの交易路に当たる。したがって、習近平の一帯一路政策の推進により、大きな経済発展が約束されています。バイデン親子はウクライナ企業との汚職疑惑がある一方で、中国企業との癒着もありました。早い話が、米中の権力者たちの利害が、この地で一致していたのです。

 

さて、なぜこの地が大いに問題になるかと言うと、カザフスタンから(間にロシア領を挟んで)ウクライナに至る場所には、7世紀から10世紀にかけて「ハザール」という王国があった場所なのです。この王国は、北西側に広がるキリスト教国と、南西側に広がるイスラム教国に挟まれ、絶えず侵略の危険に晒されていただけでなく、どちら側にも好い顔をする必要がありました。そこで一計を案じて、どちらにも属さない第三の道として、ユダヤ教を取り入れることを選択したのです。

 

世に言うユダヤ人というのは、民族を指す言葉ではありません。今日、ユダヤ教を信奉する人はみんなユダヤ人と呼ばれます。ですから、ユダヤ人にはアフリカ人もインド人もいる。その中で、元々のヘブライ民族の血を引く人は、1割もいないと言われています。私たちが通常目にしているユダヤ人と言われる人たちは、みんな白人でしょう? ヘブライ人の姿形は、今日のパレスチナ人に似ていたと言われています。

 

▶参考:『ユダヤ人論考』

 

ですから、今日9割を占めているという白人系のユダヤ人というのは、「ハザール王国」の末裔たちであり、王国の滅亡後、この人たちがヨーロッパに散らばって行ったのです。そこで、元々のユダヤ人とは区別して、この人たちをアシュケナージ・ユダヤ人と呼んでいます。アシュケナージというのはヘブライ語でドイツ系という意味で、東ヨーロッパからドイツ方面に散って行ったのです。

 

ということで、今日、世界を牛耳っているユダヤ人というのは、「ハザール王国」にルーツを持つアシュケナージ・ユダヤ人だということです。そこで考えてみてください。このアシュケナージ・ユダヤ人たちにとっては、ウクライナからカザフスタンにかけての土地は、わが故郷なのです。世界支配にこだわる彼らから見れば、この故郷を、誰にも渡したくないと考えるのは当然なのではないでしょうか?

 

次のサイトを機械翻訳を入れて見てください。

ASTANA - ARCHITECTURE, MYTH, AND DESTINY

https://www.astanamyth.com

 

ASTANA

 

この奇妙な造形の都市は、カザフスタンの首都で「ヌルスルタン」と言います。1997年にアルマトイから遷都され、当初は「アスタナ」と言っていましたが、2019年に初代大統領のヌルスルタン・ナザルバエフの名を貰って、「ヌルスルタン」に改称したのです。なんと、この奇っ怪な都市を設計したのは日本の黒川紀章氏だったというのですから驚きです。さて、サイトを見ていただけましたか? ここには、「アスタナ」はイルミナティの首都なんだと、ちゃんと書いてあるのです。

 

NHKスペシャルに『映像の世紀』というシリーズがあり、ナチスのユダヤ人迫害を扱った回がありました。この中で、ヒトラーが創ったロスチャイルド一族の野望を告発する映画というものが、ちょこっとだけ紹介されていたのです。全体でも10秒足らずでしたが、そのさらに数秒、一族のルーツというものが地図を使ってアニメで表現されていました。それは、中央アジアのまさにカザフスタン辺りから、ヨーロッパ方向へと矢印が伸びているのです。ヒトラーは解っていたのです。

 

カザフスタンの今回の政変は、30年間に渡る大統領の座からは降りたものの、院政を敷いていたヌルスルタンが、復権を狙ってクーデターを企てたもののようです。このバックでは、おそらくウクライナの時と同じように、CIAの傭兵が暗躍していたと思われます。しかし、現大統領のトカエフがプーチンの助けを借りてこれを阻止し、国家保安委員会議長のカリム・マシモフを反逆罪で逮捕しました。このマシモフはバイデン親子と親しかったのです。ヌルスルタンは逃亡したと言われています。

 

最初の報道は、燃料価格の値上げに抗議して起きた民衆デモがエスカレートした、という言い方でしたが、そんなことで果たして武器を手にするでしょうか? この鎮圧を手助けしたプーチンは、「中央アジアの地で(国外勢力による)いわゆる『カラー革命』は、一切実行させない」と強い調子で宣言しました。ソチ・オリンピックの時には油断して騙し討ちにあった。だが、二度と同じ手は喰わないぞ、という威嚇です。

 

これが何を意味するかと言いますと、カザフスタンでのディープ・ステート(イルミナティ)の企みが、これで頓挫したということです。その後、ウクライナでも、まだ最後のあがきをしようとして NATO がチョロチョロとちょっかいを出したのですが、プーチンの正論と迫力の前には、ディープ・ステート側も、もはや引き下がる他はないようです。

 

ディープ・ステート(イルミナティ)は、アフガニスタンからの撤退で麻薬の利権を失いました。そしてカザフスタンでも、ウクライナでも企てがうまく行かなかった。今また、シリアでことを起こそうとしていますが、どうも二番煎じの感じです。軍産は、兵隊に沸く珍を強制したので、これを忌避した人間は解雇され、打った人間はこれから重篤な病状を呈するようになります。ですから軍産もガタガタになる。

 

そこへ持ってきて、「沸く珍禍」の企みもバレるという段階に入ったのです。いま言ったことは、表のニュースには出て来ません。ネットで語られることがあっても、すぐに削除されてしまいます。マスコミしか知らない人は、裏、影、闇を知らないだけではなく、それらがみな関連しているということを知りません。そういう人に「本当はこうだよ」と話してあげても、チンプンカンプンでしょうし「陰謀論かよ」で終わってしまいます。

 

昨日、実際にそう言われました。「自分でも調べてみたけど、そんなの陰謀論ですよ」と。「沸く珍」打ったと言うので、数日前にIVMを差し上げていたのですけどね。ちと落ち込み、悲しくなりました。と書いている今また、救急車のサイレンが通過して行きました。

 

でも、そんなものじゃないんですよ。ちょこっとググったくらいじゃ絶対に解らない。彼らにとって不都合な情報はすぐに削除されてしまいますし、フェイク情報に置き換えられる。誰も気づかないで素通りする、ほんのちょっとのことに違和感を覚えて、徹底して調べた時に、隠された真実にたどり着けるのです。

 

もしももしも、自分にもっとパワーや波及力があったら、今回の犠牲者数を減らせたでしょうか? いえいえ、やはり無理だったでしょう。人は、自分が見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞こうとはしません。残念ながら、騙されたい人が騙されるのです。

 

今回、「Freedom Convoy」のトラッカーたちは、非常によい働きをしました。私は、ここに希望の光を見ました。1955年に出版された Orfeo Angelucci の『THE SECRET OF THE SAUCERS STORY』の中に、このような記述があるのです。進んだ星から来た宇宙人とのコンタクトを何回も重ねていたオルフェオが、重い病気に掛かってしまいます。その時、同僚たちが親身になって自分を世話してくれた。その姿の中に、進んだ星から来た宇宙人と同じものを見た、と彼が書いているのです。

 

世の中には、悪い人がいっぱいいますが、善い人もいます。同じ一人の中にも、善い人と悪い人が同居しています。しかし、善い面を出せば、次元上昇した星から来た宇宙人と同じ波動を出すことができるのです。「Freedom Convoy」のトラッカーたちは、そのことを世界に示しました。素晴らしいことです。暴力で対抗するのではなく、ガンディーがやった「塩の行進」をトラック・コンボイという形で現代に甦らせた。だから、この運動がたちまち世界に飛び火したのです。

 

勝負あり! ディープ・ステート(イルミナティ)の、獣の論理による野望とは雲泥の差ではないでしょうか? 世界中のトラッカーたちは、これに、自由と勇気と友情と連帯で対抗しました。「Freedom Convoy」に触発された世界中の人々は、自分たちの戦いの場は左右ではなく、上下(支配者と被支配者)であることにすでに気づきました。左右対立は、支配者とメディアが創作したマヤカシであったことにも気づき始めています。

 

左右対立の二元論は、もう決定的に古い。これからは、誰もそんなマヤカシの扇動には踊らされなくなるでしょう。

 

宇宙は一つなのです。一つをつなぐものは LOVE なのです。

LOVE、LOVE、LOVE。

LOVE にしか世界を変える力はありません。

そして、それは、あなたの中にもある。

だから、希望を持って、自信を持って、

これからの世界を、協力し合って、元気に生きぬきましょう。

暴かれる嘘と、騙しのテクニック

表題のメッセージを書こうとしていた矢先(タイトルは3月下旬に来ていた)、アメリカのリベラル系主流メディアであるCNNの技術ディレクターに対する「おとり取材」のニュースが飛び込んで来ました。「おとり取材」というのは初めて聞く言葉ですが、さすが謀略の国家アメリカです。独立系メディアのジャーナリスト、ジェームス・オキーフ氏率いる『プロジェクト・ヴェリタス』が、スタッフの女性をこのディレクターに接触させ、隠し撮りによってCNNの裏側を暴露してしまったのです。

 

問題のCNNディレクターは、看護師を装った女性と数回のデートを重ねる中、調子に乗ってベラベラと内情を喋ったということなのですが‥‥、いやはや男ですな。脇が、いや腰が甘い! その中で、トランプを追い落とすために、いかに勝手なストーリーをでっち上げて報道して来たかとか、死者数がなかなか増えないコロナ関連報道を、いかに誇張し発信し続けて来たかとか、パンデミックへの恐怖がいよいよ賞味期限を迎えたら、次は地球温暖化問題に恐怖心をスライドさせるとか、裏の手口をみ〜んな喋ってしまったのです。恐るべしや、くノ一。

 

こんなことは、知っている人はみんな知っていたことですが、決定的な証拠というものがなかなか無かったのです。それが今回の暴露で大騒ぎとなった。Twitter社が、慌ててオキーフ氏のアカウントを永久凍結する事態となったのですが、私にはもう、これらが断末魔の喘ぎのようにしか見えません。人類の最終支配に向けてのシナリオが、抵抗勢力の出現にあって、揺れ動いているのです。

 

インターネットが登場する前、クーデターが起きた際に軍事組織が真っ先に取った手段は、放送局の占拠でした。情報網を独占的傘下に治めることで臨時政府の樹立を宣言するとともに、反抗勢力の言論を封じて団結できないようにしたのです。しかし、今やインターネットの時代。オールド・メディアを掌握しただけでは完全な情報統制は効きません。そこで支配者は、SNSまで統制下に置く事態に出ているのです。2020年のアメリカ大統領選はクーデターだったのです。

 

しかもこの方法は巧妙で、「今日の分断と対立を、今の野放図なSNSが扇動している」と政治家が糾弾する形を取って、SNS各社が、この『政治的正当性(political correctness、ポリコレ)』の基に、自主規制するよう仕向けているのです。つまり、『情報統制』に「善いこと」のお墨付きを与える形を取って、自作自演の筋書きを実行しているのです。ここで、911事件後の「テロとの戦い」を思い出してください。全く同じ手法であることが解るでしょう。

 

誰も反対できない、一見「善いこと」を信じ込ませ、ある特定の行動に向かうよう人々を洗脳していく。これは、彼らが使う常套手段です。ソーシャル・ディスタンスも、ワクチン接種も、SDGsも、BLMもみな同じ。でも冷静になって眺めて見ると、そこにはヘンな「過剰さ」があることに気がつきませんか? そこが「嘘」のゴリ押しの部分なんです。何度も同じ手に引っ掛かってはなりません。彼らの手口を見抜くのです!

 

SNSにまで及ぶようになった情報統制。これは彼らにとって、果たして良策と言えるのでしょうか? いいえ、まったくの愚策です。もしそれが真実であるなら、そして誠実であるなら、また善意であるなら、何事も包み隠さず公開し、反対意見を受け入れたとしてもビクともしないはずです。隠したり、制限したりするのは、裏側に悪事や悪意があるからです。それで一時はしのげたとしても、浮気がバレるときと一緒で、「なんか隠してるぞ」という疑いは、却ってジワジワと広がって行きます。

 

最近になって、私にはつくづく「なるほどなぁ〜」と感じ入るところがあります。「闇のグループ」の手段というか、手口にはまったく進歩がないのです。テクノロジーだけはどんどん進化しています。でもやり口は、昔からずーっと同じなのです。

 

敏感な人は感じておられると思いますが、地球に及ぼす宇宙からの波動が、どんどん高く、そして強くなっています。加速がついていると言ってもよく、今や1年がかつての10年、100年に匹敵するという勢いです。象徴的な言葉を使えば、光が非常に強くなっている。そこで、以前にも言ったように、隠れていた「闇」があぶり出される事態となっているのです。さて今、私は「象徴的な言葉を使えば」と言ったのですが、この言葉の中には注目すべき事象が含まれています。

 

いいですか、みなさん。ここが肝心なところ。「光」はどんどん強さを増すことが出来るのです。でも「闇」は、それ自身で強さを増すということが出来ないのです。「闇」がもっと「闇」を深くする手段はただ一つ。「光」をより遠ざけることでしかありません。「闇」はそれ自身では進化できないのです。

 

「断末魔の喘ぎにしか見えない」と私が言ったのは、それが理由です。「光」の増殖を止めようとして、情報網を遮断したり統制下に置こうとしても、宇宙から来る「光」の増加それ自体を止めることは出来ません。その増加分のエネルギーは、人々の脳に、心に、体細胞に、直接届くのです。ですから、それをキャッチした人々が、地球の各所でいま第一段階の目覚めを経験しつつあります。でも、「闇のグループ」にはそのことが解りません。彼らには進歩がないのです。

 

このギャップが、「闇」の暴露と、政治的正当性(ポリコレ)あるいは社会的正義(social justice)を旗印にして情報統制を強める支配者側との、激しい攻防戦を生んでいるのです。しかしここで、みなさんは、いま起きていることの全体像を宇宙的視点から俯瞰して眺めることが大切です。「闇」の暴露とポリコレ勢力との戦いが、右派と左派の戦いに演出され、多くの人々がその演出に巻き込まれてしまっています。しかしこの分断は、それ自体が「闇のグループ」の常套的戦略なのです。

 

それは、2020年12月発刊の『The Economist』の表紙で、バイデン大統領(この時はまだ就任前)の顔の下に描かれた、真っ二つになった星条旗によってハッキリ示されています。「次はこれで行くぞ」というシナリオです。そしてその狙い通りに、「詐欲」と「憂欲」が引っ掛かって反応し、左右両派の「分断」がより激しさを増して、罵り合いから暴力にまでエスカレートする事態となっています。ではそれで、「しめしめ」とほくそ笑んでいるのは、いったい誰なのでしょうか?

 

戦いの真の構図は左右ではないのです。それは単なる目くらまし。本当の構図は〈左の草の根+右の草の根 VS 闇の支配者/権力者〉という、縦の戦いです。そして、この構図においては、戦ったら「草の根」側は負けになる。なぜなら、即「闇」と同じ波動に落ちてしまうのですから‥‥。

 

このことが、地球人類にはまだ理解できていないのです。気づきがないのです。そして、気づきがないまま、歴史的に何度も何度も同じ過ちを繰り返して来ました。これでは永遠にカルマが消えません。これからの15年がラストチャンスです。

 

よいかな? もう、あとがないのですぞ! 正念場ですぞ!

 

見抜くのです。戦いに乗ったら負け。ただ気づいて、自覚して、無視するだけでいい。「闇」の策略に従わなければよいのです。オールド・メディアも大手SNSも、ぜーんぶ無視して、市民が独自のプラットフォームを立ち上げればいい。それが、これからの時代の「市民革命」になる。

 

左の草の根と右の草の根がもしも一緒になったら、彼らとしては大弱りです。騙しのテクニックが通用しなくなってしまうから。そのため、つねに分断と対立を煽っているのです。その策略に気づかない限り、人類の第一段階の覚醒はありません。

 

実のところ、一般市民の一部はすでに気づき始めているのです。固定概念にいつまでも縛られているのは、自称インテリの「詐欲」と「憂欲」の論客たち。彼らは、その本陣を守ることが自己の使命だと固く考えているので、自分が利用されていることに気づけないのです。

 

今の世界を見てください。資本主義も共産主義も同じ「デジタル全体主義」へと向かっているじゃありませんか。資本主義は自由競争を建前にした結果、グローバル企業やビッグテックが全世界を独占化するに至っています。一方の共産主義は、最初から国家の独占を掲げていた。今やそこに違いはありません。民主主義の権化であるアメリカは、二党独裁から民主党一党独裁に舵を切りました。「人権」外交を掲げているアメリカが、他国にも自国民にも、今までどれだけ人権無視の政策を続けて来たことか。

 

これらを見ずして、一体いつまで左右対立の幻想に振り回され続ける気でいるのでしょうか? これでは、次の覚醒へのステップが望めません。しかしこれは、たぶん中性化に至るまでの、超えなければならない試練なのでしょう。おかげで、左右対立の激化に乗じて、今まで隠されていた歴史上の闇が、どんどん暴露されて来ています。それで初めて、自分が騙されて来たことに気づくという人もいるでしょう。世界政治が大茶番劇だと気づく人もいるでしょう。

 

今のところ、それらには左右のバイアスがたっぷり掛かっていますが、しかしそれを乗り越えれば、やがては中性に至ることでしょう。けれども、そこはまだゴールではありません。覚醒に至る道の、最初のハードルを通過したというだけです。

 

政治に騙されていた。お金に騙されていた。社会体制に騙されていた、メディアに騙されていた。そこに気づくだけでも、価値構造の大きな転換が、あなた方一人ひとりの内部で炸裂することになります。これは、ある人々にとっては、大変な苦痛を伴う事態となるでしょう。ですが、その次が控えている。それは、人類が「宗教」にも騙されていたと気づくことです。

 

あなた方は、政治・社会体制によって、三次元(第3霊性密度)世界だけが唯一の現実だと思わされて来ました。しかし「宗教」は、それを超える世界があることを示唆したのです。けれども、「宗教」が実際に行って来たことは、人類の解放ではなく支配でした。見えない世界、見えない力を、そこに隷属するように仕向けて、支配の道具として利用したのです。

 

「宗教」は「魂」の救いにはなりません。なぜなら、「宗教」は「魂」を解放するのではなく、逆に人を依存状態に縛りつけるからです。この闇は深く、いま言ったことは全部、元をたどれば、現在の人類創世にまつわる、ある事件の「嘘」にまで遡るのです。この最初の「嘘」によって、地球という青い星が、牢名主の支配する監獄惑星と化したのです。そして、そのDNAの延長上に今の人類と社会があります。

 

今度のコロナ禍で、「mRNAワクチン」というものが登場して来た時、私は「あっ」と思いました。遺伝子操作によって初めて造られたワクチン。「これは、人類創世の時のカルマじゃないだろうか? 彼らはまた同じことをしようとしている‥‥」と。「m」の意味が〈メッセンジャー〉だというのも意味深です。果たしてそこには、どんな「メッセージ」が含まれていると言うのでしょうね?

 

「支配」と「崇拝」とは同じなのです。「し」が「すぅ」に変わっただけ。単に視点を置き変えただけです。「崇拝」するから「支配」されるのです。何も「崇拝」しなければ「支配」はされない。この単純な理屈を人類は知りません。「崇拝」することは良いこと、「崇拝」対象を見つけることは良いことだと、みな信じ切っているから。だから、宗教だけでなく、学校でも、会社でも、プロ野球でも、芸能界でも、◯◯道でも、カリスマ主婦にだって「崇拝」対象を必死に見つけようとする。

 

それこそが、地球人類のDNAに刻印された、ドレイ人種としての本能なのです。人は、「崇拝」対象を見つけずにはいられない。「崇拝」対象を求め続ける。そこで、人は、ドレイになるべくしてなるのです。自ら進んで、嬉々として、ドレイの道を歩むのです。ああ、人類よ。その刻印されたマヤカシに早く気づかないものかしら?

 

先行きは Long long way に見えるけど、第一の覚醒を通過する人が、もしもクリティカル・マス(臨界量)に達したら、あとはドドドドーッと行くかも知れません。今は、そのせめぎ合いの渦中にあります。今が未来を決め、未来が今になるのです。日本は、諸外国に比べてマスコミの信用度が異常に高くて、その意味では騙されることにいたって従順な民族です。でも、一神教の汚染が世界で最も少ないという面もある。ですから、マスコミの「嘘」を見抜く目を持ちさえすれば、新時代のリーダーとなれる可能性があります。

 

魔界の悪しき存在たちが「闇」のDNAを持つグルーブを地上でまとめ、この魔界に取り憑かれた者たちが人々を操る。そして、その操られた人たちが、さらにまた別の人々を操っている。

 

でも、誰一人として自分がよもや操られているとは思わないのです。それは人類に刷り込まれたDNAだから。そして、人類史に刻まれた壮大な茶番劇。今それを指摘したところで、逆に狂人扱いされるだけでしょう。ですから、まだ詳しくは語りません。あなただけに、今日はちょこっとだけ語りました。

 

でも、歴史の嘘はどんどん暴かれています。あとは、「闇のグループ」のいつもの手口を見破ることです。彼らには進歩がありません。手口はいつも同じです。ですから、パターンを見抜いて、同じ手に引っ掛かるのを、もうこれ以上止めればよいのです。それが出来れば、人類はアセンションに一歩近づきます。以下に、四つの代表的手法を述べましょう。

 

彼らの常套手段の一番めは、人々に「恐怖心」を与えるという手口です。「恐怖心」を植え付けてコントロールする手法は、最もポピュラーでかつ実効性が高いものです。そこで、政治や医療分野はもちろんのこと、宗教やスピリチュアル業界においてもこの手法が幅広く行われています。「恐怖心」は、意識を特定の対象に固定させるには打って付けの道具なのです。なにしろ、瞬時に相手の心を奪うことが出来ますから。

 

しかし、この「恐怖心」というものは、生体の防御反応であり、生き抜くためにはある程度は必要なものです。そのため、普通の人がこの罠に嵌るのを防止するのはとても難しい。でも、打つ手はあります。外部からの刺激によって「恐怖心」が沸きそうになったら、「心」の制御術で紹介した「まてよ」挿入法を使って、先ずは二次災害に発展するのを防止してください。

 

そして次に、感情に流されまいように注意して、信頼できるソースからその件に関するエビデンスをしっかり集めるのです。エビデンスを集めることで、容易には心を奪われないようにするのです。さらに進んで、「恐怖心」の罠そのものに落ちないようにするには、現実が幻であるということ、身体が自分の本質ではないということを正しく理解する必要があります。

 

二番めとして、彼らは必ず「煽る」という手を使って来るのです。人々の扇情に訴え掛けるのです。ですから、簡単にはそこに乗らないで、どんな情報に際しても「話半分」で聞くという態度でいることが大切です。そして、別の角度から事実確認をするクセを身につけるのです。

 

「煽る」テクニックそのものは稚拙で、事件を針小棒大に取り上げたり、同じフレーズを連呼したり、言葉に大げさな形容詞をくっ付けたりするので、直ぐに「嘘」と判ります。こんな時は、「ああ、またやってるな」と聞き流してください。「煽り」に乗らなければ、かなりの害を防げます。

 

いまスーパーに行きますと、「地球温暖化防止のために、レジ袋の削減に取り組んでいます」というエンドレステープが流れています。しかし、店内で売っている商品は、レジ袋より厚いプラスチック資材によって、レジ袋よりもはるかに多い量が包まれています。しかしどのお店も、その矛盾には言及しせん。もし本気で取り組むのなら、プラ包装は全品廃止にすべきでしょう。(売るものが無くなっちゃうよー)このようなポリコレ茶番劇が、上から下まで大真面目で行われていて、関係者全員がそれに従っているのです。

 

三番めは、分断/対立です。これも、生体の本能の一つである「闘争心」を利用するもので、「恐怖心」→「闘争心」と、心が連続的に動くのです。みながみな「闘争心」を燃やすわけではなく、大多数(特に私のようなヘナチョコ)は「逃走心」の方に向かうのですが、「闘争心」を燃やす人は威圧的で声が大きいので、多くの人をその影響下に従わせることが出来ます。そしてこれがニュースの材料となり、画としてのインパクトがあることから、また「煽り」に使用されるのです。

 

大衆を分断と対立に引き込むことは、闇の支配者としてはまことに都合がよく、「闘争心」の矛先を決して自分たちに向けさせることなしに、一般市民のあいだで、憎しみのエネルギーを浪費させることが出来るのです。(それは「浪費」です!)

 

このため、昔から故意に対立構造が演出されて来ました。長く続いた東西冷戦などはその最たるもので、今もまた米中対立、あるいはユーラシア大陸対周辺島国といった地政学上の対立構造が企画されています。二大政党制や与野党、人種間対立といった概念もこの原理に沿ったもので、両陣営の奥の院は全部一緒なのです。

 

さて、この分断/対立という手法ですが、霊的に見たときに、ここにはもっと深い意味があります。それは、第三から第五霊性密度に至る領域というものが、二極性を学習する場となっているのですが、この宇宙が陰陽の二極性で出来ているということを、どのように体験するかという課題がこの領域で示されているのです。

 

その際に、大きく二つのアクションの方向性があります。一つは、分断と対立を極めるという方向で、もう一つは両極の和合を目指すという方向です。その中で、「闇のグループ」というのは、前者を指向したのです。さらに言えば、実に興味深いことに、分断と対立を極めたその先に、独裁(Oneness)を夢見ているのです。なんと、なんと!

 

四番めは「ポリコレ(政治的正当性)」とか「社会的正義」と言われる概念の静かなる浸透です。これは、冷戦時代の「イデオロギー対立」や、その後の「テロとの戦い」に代わる、新しい刷り込み(要は洗脳)として頻繁に用いられています。いつどこで誰が決めたのかも分からない「正当性」や「正義」のレッテルをまとった概念が、いつの間にか国際的合意のようにして取り扱われ、メディアで連日のように目にするようになるのです。

 

一番めに上げた「恐怖心」の解決策として、セットで語られることも多いです(例えば地球温暖化問題とか、マスク着用とか)。何しろ「善いこと」の仮面を被っているので、これを信じて熱心に推進する人も多く、大っぴらには反対できない状況にあります。もしも疑問を呈したり、反対意見を述べたりすれば、たちまちにして村八分で、昨今では言論を封殺される事態にまでなって来ました。ですから当面、ここは面従腹背で行くしかありません。

 

しかし一方で、冒頭に紹介したようにポリコレの嘘を暴く活動をしている人もいます。ということで、今後はこの状況もしだいに変わって行くことでしょう。

 

以上の四つを、恐怖を、煽って、対立させて、ポリコレに落とし込む、という手順でグルグル回転させれば、大衆支配が容易に出来るというわけです。そのことを理解した上で、今日のマスコミ報道を見てください。この四つしかやっていないということが直ぐに解るのではないでしょうか?

 

「善いこと」も「悪いこと」も、奥の院にいる同じ人たちがやっている。このことに気づいている人は、まだほんの僅かしかいません。実行部隊が違うので、両者が交じり合うということは下っ端クラスにはなく、みんな「まさか?」と思うのです。

 

でも、戦争を演出した者が戦後復興をやり、病気を創造した者が治療法を開発し、環境を破壊した者が保護を叫び、石油消費文化を作った者が脱炭素のスローガンを掲げ、金融バブルを作った者がベーシックインカムを語り、麻薬を流通させた者が取り締まりをやり、テロ組織を作った者がテロとの戦いをやり、人権を踏みにじった者が人道援助をしている。

 

国連や、国際機関などはみんな茶番で、「善いこと」も「悪いこと」も両方を全部「闇のグループ」が牛耳っているのです。もちろん世界中のマスコミは、そのプロパガンダ機関でしかありません。こうしたことがちょっとずつですが暴露され、しだいに浸透して来ています。そして、その暴露度合いには加速がつき始めました。

 

米国のトランプ元大統領は、在任中であった2020年12月、今後180日以内に、米情報機関が所持している機密扱いのUFO(未確認飛行物体)情報を公開するよう求める書面にサインしました。その期限まであともう少しです。果たしてどんな内容が知らされることになるのでしょうね? もしかしたら、先ほど言った、人類創世に関する件も含まれているかも知れません。

 

さて、「闇のグループ」の同じ手口に何度も引っ掛からないようにと、四つのポイントを上げました。でも見破るのは難しいと仰る方がきっとおられるでしょう。いちいちチェックしていたのでは神経が疲れるし大変ですものね。けれども、心配は要りません。

 

これも以前に言ったことですが、宇宙のあらゆるものは波動エネルギーによって形成されています。すると、同調、共鳴、倍音といった、音楽において典型的に見られる現象が、霊的世界においても同じように作用しているのです。要は振動ですから。

 

そうしますと、あなたが、自分の意識を常時高い波動で維持している限りにおいては、「闇のグループ」が送り出す低い波動に翻弄されることはないのです。仮に接触があっても、頭や胸が痛くなったり、気持ちが悪くなったり、居心地が悪くなったりして、自然とあなたはその場を立ち去ることでしょう。これは、高い波動がバリアとなって、低い波動の侵入を跳ね除けるのです。

 

ところが、一般の人はまったく無防備で、すぐに心を動かしたり、夢中になったり、闘争心を燃やしたりするので、いとも簡単に捕まってしまうのです。ですから「巣魔捕」には気をつけなさいよといつも言っているのです。みんな目を皿のようにして食い入って見ている。道具は使うものであって、使われるものではありません。英語で「yummy(ヤミー)」は「おいしそう!」とか「そそるぅ!」の意味。心がググッと動いた時が危ないのですぞ。

 

あなたは、今の社会の一員ですが、同時に今の社会の一端を創っている存在でもあるのです。この自覚を強く持ってください。ですから、周囲の世界がたとえどのように展開していようとも、あなたは自分独自の世界をいつでも創造することが出来るのです。自然に寄りそい愛と平和に生きていれば、なんのストレスも感じずに、あなただけはハッピーに生きられるのです。

 

これはエゴではありません。それどころか、社会への最大の貢献になります。そうやって、高い波動を固定して生きていれば、周囲の人々の波動を引っ張り上げることになります。そうすれば、あなたが創り出す周囲の社会も、それに応じて変わるのです。

 

騙されたと思って(いや、騙しはしないけど)、自然に寄りそい愛と平和に生きる暮らしを始めてご覧なさい。マスコミの報道がいかにバカバカしいものであるか、政府のやることがいかにトンチンカンでまた悪意に満ちているか、各国首脳のやることがいかに狂気じみているかが、よ〜く解るから。

 

地球という惑星が、本当にいまだ「幼年期の星」であるということがよく解るよ。地球というのは「自由」を忘れた監獄の星で、牢名主がいばり腐り、みんなをドレイにしてこき使っているということがよく解るよ。

 

ハッキリ言って、こうした男性性優位(「男性」と言っているわけじゃないよ)の時代は、もう終わっているんだよ。今は、その事実に気がつかない鈍い男たちが、まだ何とかなると思って、惰性でウロチョロしているだけなのさ。

 

沈みゆく泥舟に、乗船し続けている必要はないよ。

早く泥舟を降りて、挑戦し続ける道を歩んで欲しいな。

「情報」のウイルスにやられないために

みなさんは身体だけの存在ではありません。みなさんの本体は「魂」にあり、身体は地球という惑星で暮らすための、言わば宇宙服なのです。

 

本体である「魂」にとって、なによりも重要な特性は「自由」であるということ。「魂」という存在は、本来的に「自由」なのです。この「自由」という特性は、各々の「魂」が為すそれぞれの体験を通し、自分自身をバージョンアップして行くために与えられました。

 

ところが、地球という物質界に降り立った途端、その意に反して、「魂」は様々な「不自由」と遭遇することになるのです。

 

先ずは、肉体を持ったことそのものが、決定的な「不自由さ」の始まりです。新生児は、ちゃんと体温を保ってあげなければ間もなく死んでしまいますし、自分で食事を摂ることも、オシッコやウンチの始末をすることも出来ません。思い描いた場所へ空中を飛んで行けるわけでもなければ、性別の縛りや、身体機能上の縛り、環境変化や成長や老化にともなう変化にも、随時適応して生きて行かなくてはならないのです。

 

また、生まれついた境遇や環境は、各「魂」のその後の運命形成に多大な影響を与えます。加えて、学校や社会システムや人間関係が、その人の生き方に大きく覆いかぶさって来る。そんなわけですから、この地上世界での生活は、およそ「自由」とはほど遠い、不自由極まりないものに見えます。それなのに、なぜ敢えて、しかも自ら望んで誕生して来るのでしょう? それは、地上でしか味わえない「魂トレ」をするためであり、また不自由であるからこそ、「自由」の尊さと喜びが体験できるからです。

 

*魂トレ:筋トレならぬ、魂のトレーニング。この世の生き辛さは、そのための負荷であり、天がくれた コントレビューション(Contribution:寄贈物)なのです。

 

けれども、この原理を知り、また納得までしている人は極めて少数しかいません。大多数の人は、「自由」と「不自由さ」の相克に絶えず喘ぎながら、人生をなんとかやり繰りして過ごすのです。

 

その過程で、人は「分離」と「統合」の両プロセスを、幾度も幾度も経験します。「分離」は、そもそも「魂」の個別(entity:自主独立体)化によって生じたもので、それゆえ自己の内に「分離」意識が生じるのは、地上に生きる人間としてはごく当然のことです。一方「統合」は、「魂」の出自が一者から生じたものであること、また死後に帰還する先が一者のもとであることから、自己の内に「統合」意識が自然と芽生えるのは、これもまた当然のことなのです。

 

そして、この「分離」と「統合」もまた、人類に課せられた相克なのです。さらに言えば、この「相克」は、およそあらゆる場面に生じている。しかしそれは、争いではなく相互補完だということに、人類はこれから気づいていく必要があります。光さすところには影があり、影あるところには光があるのです。陰陽二元は対立ではなく相互補完であって、両者が揃って、はじめて一つということです。このことは、宇宙の絶対的な真理なのです。

 

ですから、「分離」と「統合」も、どちらが正しいというわけではなく、それは単に「魂トレ」におけるプロセスなのです。「魂」は、「分離」した後に「統合」に向かい、「統合」した後に再び「分離」へと向かう。この繰り返しが輪廻転生であり、何度も「魂トレ」を繰り返しながら、ちょっとずつ「魂」は成長を遂げて行くのです。要は「分離」のプロセスをどう捉えてどう生きるかであり、同じく「統合」のプロセスをどう捉えてどう生きるかです。それによって「魂」の成長度合いが変わって来るのです。

 

例を申し上げましょう。人間は一人ひとり、体型も、顔つきも、性格も、得意な技能も異なります。中には、世間で言う「障害者」のレッテルを貼られた人もおられます。しかしその違いを、「個性」と認識し、互いに敬愛し合う関係が築ければ、発見や驚きや感動がそこに見い出され、「分離」が「統合」意識へと昇華されるきっかけを作るのです。

 

反対に、人々を一つの型枠に押し込めて、行動を厳しく規制しようとするようなあり方は、外面的には「統合」を目指しながらも、意識の上では人々の「分離」を逆に加速しているのです。なぜなら「魂」本来の「自由」を抑圧してしまうからです。これは、宇宙進化の方向性に逆行しています。従って、このような試みは決して成就しません。いったんは上手く行ったかのように見えたとしても、必ずその先に行って破綻を来たします。人々の抑圧された「意識」にいったん火が点けば、まるでポップコーンのようにあちこちに弾け飛ぶのです。

 

宇宙の進化は、そして「魂」の進化は、「分離」を梃子に、必ず「統合」の方向を目指すのです。ですから、いま進行中の、偽りの「統合」を目指す超監視社会、超管理社会が、この先、支配者と被支配者間の「分離」、また人々の相互間での「分離」を加速させたとしても、いつかは、それさえも梃子にして、人類は真の「統合」への道へとシフトして行くことでしょう。以上のことを、先ずは頭に入れていただいた上で、話を次に進めましょう。

 

さて今、アメリカ大統領選をめぐり、人類史上未だかつて無かったことが起きています。アメリカ大統領選そのものはアメリカ合衆国内のことですし、すでに新大統領が選出され、選挙の決着もついています。しかし、ことはそれだけでは済みません。これは、全世界をも巻き込んだ、地球人類の大変化の過程を表にさらけ出すきっかけとなったのです。と言っても、解る人には解るでしょうし、解らない人には何のことやらさっぱり解らないでしょう。

 

無理もありません。今までは深い闇に隠れていたものが、アメリカ大統領選をきっかけにして、まるで「パンドラの箱」を開けた時のようにポンポン表に飛び出して来たのです。まったく信じられないほどの加速度のつき方です。しかしよく見ると、その表れ方には不自然さやムリが感じられるのです。

 

先日のことです。庭掃除をしていた折、石をちょこっとズラしたところが、その下に隠れていたと思われるムカデが数匹、勢いよく飛び出して来て、慌てて四方八方に逃げて行きました。一瞬ギョッとしましたが、脅かされたのは私の方ではなくて、実際には彼らの方でした。その姿は、光の眩しさを避けたい一心のように思えましたが、何かそれと同じものを今の世界の動きにも感じるのです。

 

みなさんも、人類にいま大変化が訪れているのを感じておられるでしょうか? コロナ禍というのは、その前兆の一つに過ぎません。2020年になると、数多くの「ニセ予言者」が出現する、とジーン・ディクソンは予言していましたが、まさに今それが起きたのではないでしょうか。多くの「ニセ予言者」の出現とは、驚くなかれ、マスコミそれも世界中のマスコミのことだったのです。そのことが、今度のコロナ禍と、アメリカ大統領選の報道を通じて、今やハッキリしたと思います。

 

マスコミについては、かねてよりヒドいとは感じていましたので、10年以上前から、私は特定のテレビ番組以外は観るのをやめていたのですが、ここまでヒドいとは考えてもいませんでした。

 

マスコミの報道は、3割がフェイクニュース、2割が人々を意図的にある方向へ誘導しようと狙った情報操作、5割が人々を決して賢くさせないためのどうでもよいバカ話だと言ってよいです。そして今回、口あんぐりとなったのは、今まで草の根だと思っていた独立系メディアや、東側のメディアや、ビッグテックさえも、結局は同じ穴のムジナと判ったこと。これは衝撃でした。

 

世界中のメディアが全部、闇のグループに操られているということは知識としては知っていましたが、これほどあからさまに見せつけられるとは思ってもみませんでした。エビデンスなき情報操作の連続に、怒りさえ湧いて来ます。でもこれで、かえってスッキリしました。

 

ステルス性が失われたのには、自信の顕れというよりも、彼らの焦りを感じます。手口に、もはや慎重さがなく、粗っぽさばかりが目立つのです。コロナ関連の報道姿勢を見てください。アメリカ大統領選の報道姿勢を見てください。嘘を突き通して、何がなんでも乗り切れ、という破れかぶれの心境が透けて見えます。

 

今後、人々のマスコミ離れはさらに加速して行き、この産業は、遠からず収益の手段を失ってしまうことでしょう。すそ野が広く、関わっている人も多いので気の毒ですが、仕方がありません。メディアにとっていちばん大切なものは信頼です。その信頼を裏切る行為を、自らの手で行って来たのですから、これは自業自得です。この機会を反省の材料として、進化の道に向けてシフトするならば、浮かぶ瀬もありですが。

 

主要メディアやYoutube、検索エンジンやSNSまでもが、管理統制下に置かれる時代になったのですから、情報操作に踊らされずに、わが身を保って、正しい見解を持つことが、前にも増して肝要となっています。マスコミ報道は論外で、ニュースや時事解説は一切無視することです。見ない方がいい。それで何も困りません。その上で、それ以外の情報と接する際に、大前提として心がけて欲しいのは、あまり真剣になって見ないということ。

 

「情報」と言うと、あなた方は自分の外からやって来るものしか、普通は考えていません。ですが、あなたの内側にも、お知らせしたい「情報」が控えているのです。それも、あなただけに向けられた、タイムリーでスペシャルな情報が。でも、外側に眼を向け過ぎると、内側が見えなくなってしまいます。外側から来る「情報」は、時にあなたを裏切りますが、内なる「情報」があなたを裏切ることは、決してないのです。いつも有益なメッセージを発してくれているのです。

 

ですから、外からの「情報」に眼を向けることはほどほどにしてください。鵜呑みにするのではなく、自分の中で「気づき」がスパークしたものだけを取り入れてください。それが、わが内なるメッセージですから。

 

外から来る「情報」と接する際には、事前に次の動作を行うようにするとよいでしょう。

 

先ず、軽く目を閉じ、大きく深呼吸をして、吸い込んだ息をハートのチャクラに溜めます。次に、その息がハートの内部で清浄化されて行くことをイメージした後、細くゆっくりと吐き出します。この動作を、心が落ち着くまで数回行ってください。そのあとで、ボンヤリと情報を見てください。すると、その情報が嘘か本当か、それとも引っ掛けか、操作情報か、ただの人気取りなのか、といったことが直感的に判ります。

 

くれぐれも、眼を皿のようにして、また喰い入るようにして「情報」を見ないように。

 

宇宙のあらゆるものはバイブレーションによって成り立っています。ですから、同調や共鳴という「波動」に特有の現象が、そこでは絶えず起こっています。ある情報を人が喰い入るようにして見つめている時、その人の意識は、その情報が発している振動数に、まさに同調しているのです。すると、その情報がもしも Bad なものであった場合には、あなたはその Bad なバイブレーションによって、即座に捕捉されてしまうのです。これが「巣魔捕」です。

 

「今を生きよ」と、何度口を酸っぱくして話してあげても、時間軸でものを考えるという習性を人はなかなか捨て切れません。そのため、世の中がこの先どうなるのか、自分はこの先どうしたらいいのか、といったことばかりをみな心配しています。そこに、危機感を煽るような情報をちょこっと入れたらもうイチコロで、鍵穴と鍵がすぐさま合致し、スパイクが喰い込んで、即その「情報」のウイルスに感染してしまうのです。

 

世の中には、注目を集めるためにそうしたいと思っている人や、危機感を煽ることを親切だと思っている人までいるので、今のような時代に、その網から完全に逃れることは困難です。ですから、あなたの方で、いま言った対処法を身につけてください。また、この方法は、人を見る際にも使えます。ジロジロ見たり、根掘り葉掘り聞いたりせずに、ボンヤリと人物を見てください。そうすれば、その人となりが直感的に判ります。

 

人を疑って見ろ、と言っているわけではありませんよ。むしろ逆です。あなたをオープンにして人を見るのです。他者に対して、最初から疑いの眼差しを向けたり、防御姿勢を取ったりしている人は、その時点で、非常に低い波動を自分の側から出しています。そうしますと、それがフィルターになって、低い波動だけを呼び込むようになってしまうのです。

 

けれども、自分をあっけらかんとオープンにしていますと、周囲には高い波動が発信されていますので、同じ高い波動を持つものや人が、自然と惹かれて集まって来ます。反対に、低い波動のものや人は、それ以上は近寄ることが出来ずに退散してしまうのです。

 

いま言った原則は、折に触れて思い出すようにしてください。激動の時代には、有象無象(うぞうむぞう)の情報が激しく飛び交います。Stay Home の影響なのでしょうか? この一年で、マスコミ離れと入れ替わるようにして、ユーチューバーになる人が激増しました。言うなれば、これは「一人テレビ放送局」で、チャンネルが増えたのはよいのですが、何が本当なのかが、ますます見えにくい状態になったとも言えます。その意味でも、のめり込まない、注視しない、ボンヤリと見る、ということが大切になって来ます。

 

以前にも言ったように、世の中の動きと、あなたがアセンションを目指そうとすることには、何の関係もありません。たとえ世の中がどうあろうと、どう動こうと、自分がどういう境遇に置かれようと、あなたは、個人の課題として、アセンションを達成できるのです。けれども、あなたがアセンションすれば、その波動が周囲に影響を与えることになり、他の人々を助け、世の中を良い方向へと変える力になるのです。

 

あなたにとって、世の中は風景に過ぎません。その動向に翻弄されることも、風景を単に風景として見ることも出来るのです。しかし、あなたの思いや行動は、その風景を変えうる力を持つということです。世の中の流れに身をまかせて、そのまま流されてしまうのではなく、あなたが、自分の舟を自分でドライブして、大河を渡って行きましょう。そして、いつの日か渡り切って、心が温まる、みんなが幸せに暮らせる世界を、これから一緒につくり上げましょう。

「支配」という手段による One World の実現は不可能

「強さ」とは、腕力があることでも、権力を所持していることでもありません。本当の強さとは、一切の「怖れ」がないことです。ですから、女性であっても、老人であっても、か細い体型であっても、貧乏人であっても、一人ぼっちであっても、病人であっても、死が真近な人であっても、「強い人」であることは可能です。それは、その人の「心のあり様」の問題なのですから。

 

ところが、現代人はそれとは真反対に、生活のあらゆる場面で、心の中に「不安」や「恐怖心」を掻き立てられるような瞬間がとても多くなっています。それは、俄かには信じられないでしょうが、意図的に計画された大衆操作なのです。この操作が、 不安の雲で厚く覆われた現代社会を作り、 恐怖と怯えに付け入ることによって、一元的に管理できるロボット人間(奴隷)を大量に生み出す基礎となっているのです。

 

「そんな馬鹿な!」と思われるでしょう。それがもし本当だとしたら、あまりにも巧妙だから。でも何度も言いますが、埋没している時には、人は自分がそこに嵌められているとは気がつかないものです。しかし、直感的に「これは変だ」と感じている人も中にはいるのです。けれども、そのシステムから脱出しようとする者には、逆に「お前の方が変なのだ」と言い、「心の病気」や「発達障害」というレッテルを貼っては牢獄に閉じ込めてしまうのです。

 

実に頭のいい恐ろしい手法です。なぜなら、それが最も安上がりで、かつ効果的な「大衆支配」の手段だから。「暴力」を使った支配は、手段としては低級であり、もはや時代遅れなのです。暴力を使えば意図がすぐにバレてしまいますし、民衆の反発を招いてやり返されるおそれもあります。でも「恐怖心」を抱かせる方法は違う。情報をちょこっと操作するだけでよいのです。

 

それだけで、大衆はすぐに反応し、頭の中の構造そのものを勝手に書き換えてくれるのです。「流れに従わなければ大変だ」「流れから落ちこぼれたら大変なことになるぞ」と思い込んで。そして、反抗しそうな分子に対しては、「心の病気」のレッテルを貼ってしまえば、見えない牢獄にぶち込めますし、その費用も「薬」の購入という形によって、本人が自己負担してくれるのです。大衆に貢がせながら支配する。なんと素晴らしいシステムでしょうか。

 

これが、「大衆洗脳(Pubric brainwashing)」という方法による、人類の今の「支配」のあり方なのです。無駄のない完璧なシステムです。暴力的な強制が一切必要なく、従ってそのための費用が要らず、大衆は、自分を奴隷化していく費用を自ら拠出するのです。時には借金までして。このようにして、ロボット人間が次世代のロボット人間を再生産するという「Automata」の仕組みが、遂に完成の域に達しました。

 

富める者はますます富み、大衆は自ら進んで、嬉々として、この仕組みに飛び込み、貧しい奴隷になって行くのです。須磨穂にすっかり汚染された人々の姿をご覧なさい。目を皿のようにして、画面の向こう側にある世界に釘付けになっています。みんなが夢中です。本人は、自分が自分のための情報を仕入れていると思っていますが、反対にコントロールされているということが解らないのです。まさに、埋没している時にはそれとは気づかないという典型です。

 

*でも須磨穂は、最終的なコントロール兵器というわけではありません。次があります。人体に直接チップを埋め込むことが既に開始されていますし、その次には機械とのハイブリッド人間が生産されます。そして最終的には「人間は不要」という結論に至ることでしょう。

 

そのような社会にしたい人間たち(闇の支配者)がいて、それに喜んで従う大衆がいる以上、この変化の流れはもう止まりません。しかしそこで諦めてはいけません。私たちは、そのシステムの土台の上に転がされて生活しているので、そこから逃れることは不可能のように思えるかも知れません。しかし「意識」はいつでも自由になれるのです。そこに希望を見出してください。

 

それは、決して「ほのかな希望」といったものではなく、それこそがことの本質なのです。あなた方には今なお信じがたいことでしょうが、あなた方が「現実」と称しているものは、所詮はみんなで創り上げている演劇なのです。ですから、演劇の世界の中に居て、自分の配役を自分がどう演じ、それをどのように認識するかが、あなたという個人にとっての「在り方」のすべてなのです。

 

このことに気づけば、「現実」だと思い込んでいるところの、実は「幻の世界」を相対化でき、その世界の中に居てちゃんと生活しながらも、決して埋没することはなく、同時に「真実の世界」を生き抜くことが可能なのです。ですから、この巧妙な「大衆洗脳」の手段をしっかりと見抜いて、あなたがそれに従わなければよいのです。そして、従わない人間が増えてクリティカルマス(臨界量)を超えれば、世の中は変わります。

 

では「大衆洗脳」は、具体的にはどのような手段を講じて行われているのでしょう。「大衆洗脳」の最大の道具として機能しているのは、言わずと知れたマスメディアです。今日、マスメディアに真実報道は殆どありません。すべてが嘘であり、大衆操作のために使われていると言っても過言ではありません。それは、マスメディアの所有者のほぼすべてが、闇の支配者の実権の中に握られているからです。

 

しかし大衆の多くは、今なおマスメディアの報道を真実だと信じており、その情報に日常的に接するのが習慣となっています。それはまるで餌づけされた犬のようです。ニュースの後に朝ドラ、モーニングコーヒーを飲みながら新聞、を生活パターン化している人も多いのではないでしょうか。そして、それを補完しているのが学校教育、およびメディアに登場する有識者と称する人々です。さらに周辺を、様々な社会的機関や制度や大衆商品が取り囲んでいます。

 

支配者は、先ず義務教育を通して、子どもと親に、ものの「考え方」の基準(優劣や、従属することや、報償と懲罰、といった基本概念)を刷り込んで行きます。この刷り込みに従わない子どもには「発達障害」のレッテルを貼って、劣等のランクに位置づけるのです。要するに、ロボット教師が「扱いにくい(マニュアルからハミ出すので)」子どもたちというだけなのですが、そういう「社会的認知」を作って、恐怖支配に再利用しているのです。

 

そして、この刷り込みを完了した人間を社会に放ち、社会の奴隷化システムの中で、さらに完成品に仕上げて行く訓練をするのです。このようにして、すっかり洗脳体質が身についた人間に、マスメディアを通じて(意図的に改竄した)世の中の動向を伝えるのです。ここに、有識者のお墨付きを加えればもう完璧です。誰も疑う者のいない「大衆洗脳」システムの完成です。

 

でも、「ヘンだな?」と思ったことがありませんか? パンデミック(伝染病)にしろ原発事故にしろ、最初は不安を煽るだけ煽っておいて、どうして情報はいつも尻切れトンボで終わるのでしょう。芸能人逮捕のネタは定期的にメディアに登場するのに(しかも人々の生活にはなんの関係もない!)、どうして政治家およびその周辺の犯罪(人々の生活に大いに関係がある!)はいつもウヤムヤにされたままで終わるのでしょう。

 

どうして、アメリカの仮想敵、ロシアやシリアやイランや北朝鮮(かつてはリビア、イラク)は、悪辣な独裁者に支配された国であると、同じように日本のメディアも断じた上で報道をしているのでしょう。私から見れば、アメリカおよび日本の指導者の方がずっと悪人面をしているように見えるのですが。街には活気はないし、周囲はみんな生活が苦しいと言っているのに、どうして「いざなぎ超え」の好景気なんでしょう。

 

最近になって、統計の不正が明るみに出たりして、政府のあまりのデタラメぶりに、さすがに「これはおかしい」と気づく人が少しずつ多くなっては来ています。でもそれが、「大衆洗脳」システムの基盤の上に載っかったものだとまで気づいている人は、いまだ極々少数です。でも、そこを隠し続けることはもはや出来ません。弥縫(びほう)を繕えば繕うほど、逆に裂け目は大きくなって行くのです。

 

これは何度も言って来たように、暗闇を照らす光が強まっているためです。この光は眼には見えませんが、闇を好む人々にとっては心地よいものではありません。そこで、さらに蓋を被せようと焦るのですが、その蓋には以前のような遮蔽効果はもうないのです。ですから、今まで通りを望む人たちはホトホト困っています。ゴリ押しがいよいよ効かないとなれば、次には弾圧という手段に打って出ることでしょう。

 

ですがみなさん。ここで、権力者や支配者をやっつけようなどと思ってはなりません。インターネットを見ますと、いろんなセクトに属する人たちの非難の応酬の言葉で、あっちもこっちも溢れかえっていますよね。目には目を、歯には歯を。「こいつの正体を暴いてやるぞ」といった。でもこれは、「魂」的に見れば、冒頭で語った「暴力」による支配と同じくらい、低いレベルの動物的反応なのですよ。

 

あなたが「このヤロー」とか「コンチクショー」とか「やっつけてやる!」と思えば、あなたは、あなたの内側に、そのような意識的な存在(エネルギー)を創り出します。その人は気がついてはいませんが、怒りや、ムシャクシャした気持ちは、自分の「心グセ」が創造したものなのです。その証拠に、たとえ同じものを見ても、反応というものは人それぞれなのです。怒る人もいれば、怒らない人もいるのです。

 

自分では、それが特定の相手に向けた(あるいは相手側からもたらされた結果の)感情であると思っています。ですが、そうではありません。自分が創造した感情によって、自分に苦しみを与えているのです。これが、そのようにして〈課題に向き合わされることになる〉という「カルマ」の働きなのです。そしてこの感情は、あなたの体細胞を確実に傷つけます。しかし人はそれを知らずに、「正義」などという勝手な理屈を持ち出しては自己を正当化してしまうのです。

 

いったいなぜ、今のこの時代があるとお思いですか? 先ほど、この世で展開されていることは、すべて「演劇」なのだと言ったでしょう。あなた方には、今のこの「演劇」を通じて、過去に人類が達成できなかった、次の次の次元に、今度こそジャンプして欲しいのです。地球のジャンプは、既に決められていることです。あとは、人間がそれに合わせてジャンプ出来るかどうかです。

 

今、長年(数百年、数千年、数万年)に渡って隠されて来た「闇」が、もの凄いスピードで一気に暴かれていくという事態が生じています。この現象も、人類の総体として見れば、人類の「支配構造への気づき」を与えてくれている役割を果たしているのです。それは何かと言えば、「支配」対「被支配」という構図ではなく、一人の中に両方が存在しているということなのです。ここに気づくかどうかです。

 

程度問題はあれ、誰もが支配者になり、また被支配者にもなっているのです。ご自分の家庭内を見てください。社会の最小単位の家庭にすらそれが認められるでしょう。ですから、特定の支配者をやり玉に挙げて拳を振り上げることは、自分の中にもある「支配」的な想いを、相手に投影していることでしかないのです。この応酬を、みんながインターネットを通じて、いま盛んにやっているのです。

 

人は、自分が見たいものを相手に見るのです。撲滅すべきは、特定の支配者ではなくて、自分の中に巣喰う支配的な想い、支配的な言動、またそうしたものへの同調、そして被虐的な鬱屈、その鬱屈を他の誰かにぶつけたいという闘争的な感情です。これらが残っている限り、その人の、今回のアセンションはない! 実に、ここが重要なポイントです。

 

いま言ったものを、あなた方が一斉に手離せば、「支配」の構造自体が自動消滅してしまうのです。ですから、闘う必要はありません。「闘え!」と叫ぶ声に同調する必要もありません。それをしたら元の木阿弥。人類はまたもや進歩の機会を失います。あえて言えば、闘いとは、自分の中にある「怒り」や「エゴ」や「執着」をどうやって撲滅するかという闘いなのです。

 

あなた方が「支配の構図」に目覚めて、その策略の中に落ちなければ、支配者は支配したくとも存在できないのです。すべては同じ構図です。政治も、経済も、宗教も、家元制度も。お神輿を担ぐ人がいなくなれば、お神輿の座に納まる人も出て来れなくなるのです。担ぐ人がいるから権力者が誕生するのです。この単純にして奥深い真理に、今後どれだけの人が気づけるかが、人類の分岐点です。

 

誰かが、他の誰かの自由を奪う「支配」という構図によって、「One World」を実現することは、宇宙的に言って不可能です。あり得ません。なぜなら「支配」は、〈わたしとあなたとは違う〉という「分離」を出発点としているからです。エリートたちは結託して、一時期は「支配」を実現させるでしょう。しかし「分離」を基盤とする彼らは、最後には必然的に仲間割れを起こしてしまいます。歴史を見てください。全部がそうなっていることが解るでしょう。

 

やはり、単純なようですが、すべての「分離」意識を超越した「愛」以外には、「One World」の実現は不可能だということです。キリスト愛というのは、そのことを言っています。古代から同じことがずっと言われ続けて来たのですが、ついぞ人類はそこに気づけませんでした。そして今回がラストチャンス。いま進行している現象についての、あなたの「ものの見方」が問われているのです。

 

長年にわたって隠されて来た「闇の世界」を暴露することは、それはそれで必然であるし、結構なことです。しかし、そのような世界を創って来たのは、人類全体の連帯責任であるというところに、目を留めなければ、人類としての飛躍はありません。貧富の格差にせよ、環境汚染にせよ、戦争やテロにせよ、あらゆる差別にせよ、人類みんなが〈力を合わせて〉その「演劇」を創作して来たのです。

 

そこを理解する人が、今後どれだけ増えて行くことになるのか。いま語ったことは、世の中に流布されている一般的な考え方とは、あまりも掛け離れた視点であるために、人類全体が背負っているこの課題に気づく人は、最初はほんの僅かに過ぎないでしょう。でも、あなたには、そのほんの僅かの連帯の輪の中に加わって欲しいのです。そして周囲に、真実の「愛」を届けて欲しい。本当の「光」を発して欲しい。

 

まだるっこしいようですが、それしかありません。

ご覧なさい。すでに最高のお手本があるじゃありませんか。

 

あなたを創ったのは何ものですか?

宇宙を創ったのは何ものでしょうか?

生命を与えたのは何ものなのでしょうか?

その奥にある全き「愛」を感じ取りなさい。

 

あなたと “それ” とは、イコールなのですよ。

ポスト・アメリカ合衆国大統領選挙

何もかもが異例づくめだった第45代アメリカ合衆国大統領選挙が終わり、ご承知のように共和党選出のドナルド・トランプ氏が勝利しました。「差別主義のナショナリスト」対「嘘つきの犯罪人」の、どちらの方を〈より支持しないか〉という、なんともまあムチャクチャな選挙戦でしたが、これも今のアメリカの姿を正しく反映しているのでしょう。

 

今回のトランプ氏勝利の要因を、専門家の方々がいろいろと分析しています。私は、マイケル・ムーア氏の分析、そしてバーニー・サンダース氏が発した声明が的を得ているように思いますが、とにもかくにも、これでイギリスのEU離脱に続く、大きな大きな地殻変動が、また一つここに現れたということなのだろうと思います。

 

トランプ氏が新大統領に選出されたことが、今後のアメリカ国民にとって、また世界にとって、吉と出るか凶と出るかは分かりません。けれども、「もういい加減にしてくれ」というアメリカ国民の悲痛な叫びが、これまでに政治家経験の全くないトランプ氏を、新大統領にまで押し上げたことは確かだと思います。

 

民主・共和、どっちの政党が政権を取ろうが、結局何も変わらない。デタラメをやって破綻したウォール街の連中は政府の金で救済されるのに、産業空洞化で職を失った俺たちには未来が見えない。いわゆる99パーセントの暮らしはますますひどくなるばかりなのに、1パーセントだけが肥え太る。政府は国民に真実を知らせず、騙しては戦争に駆り立てて、若い兵士の命を使い捨てにする。

 

こういったことにもう飽き飽きして、さらには様々な秘密情報が明るみに出るに及んで、既成政党出身者はもうコリゴリだ、エスタブリッシュメントの連中は信用できない、という感覚が多くのアメリカ国民の中に膨れ上がって行ったのではないでしょうか。(*トランプ氏は共和党員ではなく、共和党の議員からも嫌われている。また民主党候補だったサンダース氏は社会主義者を自認している)

 

ここで注目しなければならないのは、国民が置かれた状況は、戦後一貫してアメリカ追従政策を続けて来た日本も、ほとんど同じであるということです。つまり、親分筋で地殻変動が起きれば、子分側も地殻変動せざるを得なくなるということです。日本にとっての、今回のアメリカ大統領選におけるトランプ氏勝利の意味は、そこにあると思います。

 

アメリカの大手メディアや、専門家や、世論調査機関は、選挙期間中ずっと「ヒラリー優勢」の情報を出し続けて来ました。アメリカ追従が基本の日本のメディアや専門家も、当然これを追認して来ました。インターネットでは真逆の情勢分析が飛び交っていたにも関わらず、トランプ現象をずっと過小評価し続けて来たのです。というよりも、自分たちが描いたシナリオから、意図的に排除し続けて来たのです。

 

最初は「無視」、そのうちに「そんな筈はない」、それが「そうはさせるものか」に変わり、最後は「そんなことが絶対にあってはならない」とまでなった。それでもアメリカ国民は、ドナルド・トランプ氏を選びました。これで、大手メディアや、専門家や、世論調査機関が、いかに人々をコントロールするために嘘をつきまくって来たかが、さらに明らかになったことだろうと思います。

 

珍しく、NHK総合のニュースを見たのですが、トランプ勝利が確定したあとの日本国内の声を拾った映像では、株価に始まり、沖縄の住民までを使って、「トランプになって心配」という声ばかりを集めていました。いつまでこんなことをやっているのかと、唖然としました。

 

期待する声だってきっとある筈なのに、それらは一切無視です。もう最後のあがきと言うか、まだ国民をコントロールしようとしているのです。それとも、予想と予定が狂った照れ隠しなんでしょうかねぇ?

 

真実を伝える努力をしなければ、メディアはますます信用を失って、そっぽを向かれるだけです。テレビ、新聞の低迷は、何もインターネットが登場したことばかりが原因じゃありません。自分たちで、自分たちの信用を落とす行為をし続けて来た結果だということが、まだ分からないのでしょうか? 大手メディアのこの嘘つき体質、イジメ体質、大きいものに巻かれろ体質は、本当に病みきっていると思います。

 

でも、どんなに人々を洗脳しようと思っても、いったん開かれた扉をまた閉じることはできません。日本人は英語を話さないので、いわば鎖国状態にあって、開放は遅れていますが、アメリカの扉が先に開いてしまったので、そのアメリカに従属している日本の扉だけを、今まで通り閉じたままにしておくことは出来ません。

 

2012年の衆議院総選挙で、自民党は「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない」というポスターを大量に作り農村部に配布しました。ところが選挙戦に圧勝した3ヵ月後には、TPP推進に態度を豹変させ、今に至るのです。こんなことなら、選挙公約など有って無きが如しですが、「ウソつかない」と言って嘘をつくのですから、いやはやもう。これで、子どもたちのお手本になれるんでしょうかねぇ。

 

そのTPPの親分だったアメリカの大統領が新しくなって「TPP反対」だと言うのですから、子分としては、もうどこを見ていいのか分からないのではないでしょうか。親分の失脚で、政治家も、大手メディアも、御用評論家も、大慌てしているかも知れません。彼らには,元々「気概」などなく、ただ「空気」にくっついていくだけですので、「空気」が変われば、またそっちに従属して行くことでしょう。

 

でも、人々はもう元には戻りません。911で、311の原発事故で、沖縄基地問題で、オリンピック利権で、築地市場移転問題で、ニュースの裏側に何があるのかを、自分で調べて知る人が多くなりました。中央銀行というものが、国家機関の顔をしているけれども 実は民間銀行で、世界中の中央銀行を所持し、巨大な金融システムを操っている支配者がいることを、今では多くの人が知るようになりました。

 

戦争というものが、この支配者によってマッチメイクされ、闘う双方に武器を与え、戦費を貸し付け、大破壊とその後の復興ビジネスによって儲ける仕組みであることを、多くの人が知るようになりました。その陰で、何の罪もない若い人たちが、兵士に仕立て上げられ、名誉と勲章とを引き換えに、殺し合いをさせられていることを、多くの人が知るようになりました。

 

また支配者層が、物質科学とアロパシーを基盤とする医療を主流化し、大学を作り、専門家に免状を与え、医療を独占し、老化の恐怖、癌の恐怖、感染症の恐怖、精神不安の恐怖を植え付け、製薬会社と組んで、人々を薬漬け、ワクチン漬けにしているということを知る人が少しづつ増えて来ました。これについてはまだ知る人は、それほど多くはありません。

 

シリア内戦というものが、石油利権に絡んだもので、サウジアラビアとカタールの油をヨーロッパに運ぶルートを造るために、ロシア寄りのアサド政権を転覆させる目的で、アメリカ政府が仕組んだものであることを、多くの人が知るようになりました。ISをはじめとするテロ組織のバックにはいつもアメリカがいて、武器供与を行っていたことも、明らかになって来ました。

 

日本人は、情報鎖国状態にあって、国際政治の動向にはオンチであるために、こうした裏側を知る人はまだまだ少ないです。しかし、英語を話す人々の間では、これらのことがバレて来てしまっているのです。この流れに、ヒラリーのメール漏洩問題があり、そして今回の合衆国大統領選挙における、民衆の「いい加減にしてくれ!」という叫びがあるのです。もう俺たちは騙されないぞ!という意志表示です。

 

日本人の大半は、こうしたことをまだ知りません。しかし少なくとも、マスメディアは信用できないぞということは分かって来たと思います。豊洲移転問題も、マスコミ各社が過去に東京都の一等地を払い下げてもらった経緯があるので、利権の本丸に迫る報道が出来ないのです。みんな持ちつ持たれつの利権構造の中で、お互いなあなあの仕事をやっているのです。

 

もうこうした古い体質に染まるのは、よしましょうよ。それらは本当に古い。なぜ利権に群がるのか。なぜ長いものに巻かれるのか。なぜ「空気」に従うのか‥‥。

 

それが「幸福」に繫がるとみな思っているからです。思わされているからです。自分の「自由」を押し殺し、お金の魔力につかまり、誰かの言いなりになり、自分を失くして行く。そんなものが「幸福」であるわけがありません。「幸福」とは真逆の「奴隷化の道」であることに気がつきませんか?

 

人類は、何万年もの間、このような思想に取り憑かれた人間に支配されて来ました。一握りの支配者は、大多数の人間を奴隷化し、支配し,君臨しているように見えて、実は彼らもその考えに支配されているのです。「真理」への気づきがまだ全くないのです。それは、極めて未熟な「魂」だということ。

 

もうこんな人類の歴史は止めにしましょう。人類が今まで構築して来た「社会システム」の中には、人間の真の「幸福」とは縁遠いもの、却って阻害するものもたくさん含まれています。こうしたものを、いったんリセットする時期が来ています。もう企業が、政府が、マスコミが繰り出すメッセージには、安易に乗らないでください。

 

あなたの「幸福」をつくるのは、あなたの「責任」なのですから。ご自分にとって、周囲の人々にとって、社会にとって、人類にとって、そして地球にとって、どういう状態であることが「幸福」なのか。それを原点に返って考えて、行動を開始して欲しい。その一つずつが、地球を、人類を救う道へと繫がるのですから。

 

●参考

「闇の支配者」ということについて

大ドロ、中ドロ、こそドロ
東京都知事が、公金を私的遊興費に使ったとして問題になっています。しかしこのようなことは、それが事実であれば、次には辞めさせるようにすればよいことです。日本のマスコミというのは、そのあと必ず、重箱の隅をほじくるような個人攻撃に移行してゆくのですが、そんなものには付き合わないようにしましょう。無視、無視、無視!です。

メディアがそちら側に向かうのは、一つには、人々の妬(ねた)み、嫉(そね)み、怒りなどのエモーショナルな衝動に訴えかけることで、注目を引き付けたいとの思惑からです。しかしそれに乗ってしまったのでは、次にはあなたが、妬み、嫉み、怒りなどのネガティブな感情を自分の内に燃やすことになってしまいます。元々は、あなたの問題でなかったことなのに‥‥。

その陰で、重要なことがマスキングされて行ってしまいます。これがマスコミの二つめの狙い。公金を私的遊興費に使うような人物が、どうして211万票も得て知事になれたのでしょうか? どうして127人もいる都議会議員が、誰一人その不正を発見して是正するような行動を起こさなかったのでしょうか? 次に有権者が考えなければいけないことは、本当はその点のはずです。

ですから、マスコミに付き合ったのでは、次の「思考」が停止させられてしまいます。このようにして、自分で「考えようとしない」代わりに、つねに「妬み、嫉み、怒り」の感情に埋没するように、戦後の日本人はしつけられてきたのです。なんのために? 民主主義を機能させないために。そして人々を思い通りに操るために。

都知事を辞めさせる仕事は、都議会議員がすればいいのではないですか? そのために給料を貰っているんでしょうから。都民がしていくこと、広く民衆がすべきことは、「仕事をよこせ」「給料を上げろ」「若者に夢を持たせろ」「母子家庭が安心して暮らせるようにしろ」「汚職を許すな」等々、自分たちの声を上げることであって、マスコミの誘導に付き合うことじゃない。

今回の都知事に起きたスキャンダルは、せいぜい「こそドロ」レベルの話です。飲食店で宛名と日付のない領収書を貰うなんてことは、みんなやっていること。こそこそやるから「こそドロ」。そんな「こそドロ」レベルにワーワー言ってる陰で、「中ドロ」は裁かれないんですよ。UR疑惑の人はどうなりましたか? オリンピック利権の人はどうなりましたか?

ドロボウも、「中ドロ」レベルになると、権力の中枢にまで出世できるので、自分たちに都合のいい法律を立案し、警察、検察、マスコミを思い通りに動かせるし、裁判所の人事も操れる。ですから、悪事は全部うやむやにされ、好き放題のことが出来る。これで法治国家だと言うのだし、民主主義だと言っているのですからねぇ。

でも「中ドロ」も、権力を餌に与えられた飼い犬に過ぎず、上には上がいるんですよ。それが「大ドロ」。「大ドロ」になると、もう表には出て来ない。租税回避地(tax haven / offshore)を使い、盗みまくった金を蓄財している。『パナマ文書』で一端が明らかになりましたが、一説によるとその資金総量は、実体経済の3〜4倍にもなるんですって。

すごい世の中になったなぁと思います。大ドロボウほど出世する。出世しようと思ったら、ドロボウの子分になって、そのテクニックを磨かなくちゃならない。「こそドロ」レベルで満足しているようじゃ、肝っ玉が小さい、小さい。せめて「中ドロ」を目指さないと、立派な政治家にはなれないぞ。

同時に有権者の目も大物に向けないとね。「こそドロ」の、こそこそ話なんてどうでもいいじゃないか。それよりも、「中ドロ」「大ドロ」が支配する、この世界の構造を見抜くんだ。
「軟派ネタ」には要注意
日本人が国際情勢にうとい理由は、第一に島国であることから外国との往来が非常に少ないこと、第二に日本列島が極東(Far East)に位置していること、第三に英語を使えないこと、この三つが大きいと思うのです。

世界史というのはほとんど西洋史になっていて(コロンブスの新大陸発見という言い方はその典型)、我々が慣れ親しんでいる地図では日本列島を真ん中に置いていますが、西洋では大西洋を真ん中に置くので、それだと日本列島は Far East というアジアの外れになってしまうのです。つまり向こうから見て遠い国は、こっちから見ても遠い世界なんですね。

中高大学と10年間英語を習っても、日本人のほとんどが会話ができないというの聞くと、たいていの外国人はびっくりします。彼らは半年くらいで話せるようになってしまうから。

この英語教育の不毛はずっと前から指摘されて来たことなのに、それを未だに修正しないというのは、もう文部科学省の戦略だとしか思えません。一般の日本人には英語を理解させないままにしておこう。英語を話す人間は、エリート層だけにしておこうという戦略です。

さてこれらの基本的な要因にプラスして、第四に、マスコミが垂れ流す「軟派ネタ」の影響がかなりマイナスに作用していると思います。「軟派ネタ」というのは、不倫とか、犬猫だとか、芸能人が麻薬でどうしただの、オバマ大統領が広島に来て謝罪するかどうかとか、本質からズレたどうでもよいことのこと。

そういうどうでもよいことばかりにフォーカスを当てて、視聴者を引き込み、暇つぶしをさせてしまうのです。暇つぶしをさせてしまえば、その分、本質的なものや真実に眼を向けさせないで済みます。つまり「軟派ネタ」は、人々に知らせたくないことがある時のマスキングに使えるんですね。そして日本のマスコミというのは、こればっかりなんです。

視聴者の方も、ずっとそれで育って来ているから、そういうものだと思い込んでいて、マスコミ報道を鵜呑みにして信じちゃっている。その裏で、重要なことは意図的に隠されているなんてことには思いも及ばない。これが、日本人が国際情勢にうとい決定的な理由なんです。そして今は、政府と企業と司法機関とマスコミの癒着が、かつてないほどヒドくなっている。

あいだにあるのは、言わずと知れた「お金」です。汚職がはびこり、汚職に手を染めた人間だけが肥え太り、一般市民の大多数はどんどん貧乏になって行く。検察・警察権力までが汚職まみれですから、政治家の汚職などみんなうやむやにされてしまう。そして最後は、マスコミが「軟派ネタ」を使ってこれらを隠してしまうのです。

自分が、マスコミ報道を一切見なくなってから5年くらい経つのですが、かえって国際情勢のことがよく解るようになりましたよ。垂れ流しを見ないようにすると、こちらのテーマに応じて情報を取りに行くという姿勢に変わるので、興味→疑問→推論→理解というプロセスが自分の中に作られ、マスコミ報道の嘘が見抜けるようになるのです。

「軟派ネタ」に付き合うのは全くの時間のムダです。だから、そういうものは一切無視。「軟派ネタ」が来たら、「ああ、またやってるよ」くらいに思って、その陰で、いま何を隠そうとしているのかをじっくり考えてみてください。「こっちは、それほどおバカさんじゃありませんからねぇー」と言ってやりましょうよ。

「軟派ネタ」拒否のストライキをしようじゃありませんか。本当のジャーナリズムを育てるために。

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オバマ大統領が「謝罪するか・しないか」なんて、日本人のエモーショナルな部分に訴えかけることを狙った、完全な論点ずらし。アメリカ合衆国は、原爆投下によって、地上戦を戦う予定だったアメリカ兵の生命が救われた、という教育を長年にわたってしているのですから、オバマ大統領がポッと来て、独断で謝罪などするわけがないじゃありませんか。

オバマ大統領の広島訪問は、アメリカでは「核兵器なき世界の平和と安全保障を目指す、長年にわたる米国の、さらに大統領個人のコミットメントを再確認するもの」という位置づけになっているそうです。その一方で、今後30年間に1兆ドルをかけて、今の核兵器を、より小型で精度の高い新型に更新して行く計画がひそかに進められていたことが、最近になって暴露されています。
情報が肥大すると、かえって行動できなくなる
長野の山奥と東京を行ったり来たりしています。電車で東京に向かった時には、大宮で新幹線から在来線に乗り換えるのですが、その際には一瞬、立ちくらみを覚えます。当たり前のことなんですが、情報の量と質の差に圧倒されて、頭がクラクラして来るのです。

先ず、自分に突き刺さって来るのは、駅の中も電車の中も、広告だらけだということ。これが痛い。それぞれの「こっちを見ろ!」という主張が、ピアノの鍵盤を両腕で叩いた時のような不協和音となって、こちらを襲って来ます。その状態に慣れるまで、10分くらいかかります。

次いで、電車内のほぼ全員がスマホの画面に釘づけになっている光景と、そこから発せられる強いエネルギーに押し潰されそうになってしまいます。なぜみんな、こういうツールをやすやすと受け入れていくのでしょうか? 人間をとりこにしたり、コントロールしたり、支配したりするのは本当に簡単なんだなぁと、つくづく感じます。

ドアの上のモニターには、消費者金融の PROMISE の広告が踊っています。音楽事務所社長の谷原章介さんのところに新人が売り込みに来る。二人の演奏を聴いた谷原社長はレコーディングを即決。空いているスタジオを探せと命じるのですが、女性の部下が、直ぐにスマホでチャチャッと検索し「ここどうですか?」と。

そのイージーなやり方に怒った社長は、呆れ顔で「あれもスマホ、これもスマホ、何でもスマホで簡単にィー!」と言うけれど、一転して「君こそやっぱりプロミスだ」と、その女性を逆に誉める。オチは、「プロミスはスマホでカンタン!」ですって。う〜ん。谷原章介さん!

スマホ、使ったっていいんですよ。私だって細かい字が見えれば、そしてもっと収入があれば、使っているかも知れない。でも考えなくちゃいけないのは、コンテンツの内容と、それへの接し方です。メディアってものは、一方で真実を伝える武器になる反面、簡単に大衆操作の道具に化けてしまう。

これまでの新聞、ラジオ、テレビもみんなそうでした。ところが、インターネットと、どこへでも持っていけるモバイルツールの登場は、今までとは決定的な変化を人間の内面に与えたと思います。それが何かと言えば、「自分で考える力」をどんどん失わせているということ。

便利なアプリを開発する → 考えなくて済む → だから考えない → 考えない人用に、より便利なアプリを開発する → 考えなくて済む → だから考えない、の際限なきループです。どこまでこれが行くのかなぁ? それが、自分で自分を奴隷化してく道だということに関して、みんなあまりにも無自覚です。自分で自分を奴隷に追い込んでおきながら、それで「癒しが欲しい」とか言っている。

「引きこもり」の人は、特定分野に関する情報は非常に詳しいです。なぜならインターネットばっかりしているから。「引きこもり」というと、膝を抱えてうずくまっている映像を思い浮かべるかも知れませんが、それは鬱であって、「引きこもり」というのはそうじゃない。「引きこもり」の人は、活発な情報収集活動を行っていて、それが肥大化してしまっているんです。

行動するのが怖い → だから事前によく調べようとする → 調べた結果、自分の今の状況と比較する → 自分に劣等意識を感じる → だから行動するのが怖い、という思考ループに陥っている。一般に、「よく調べてから行動するように」と言われますし、それにも確かに理はあるのですが、調べ過ぎはかえって行動を阻害してしまいます。

なぜかというと、何かを「する」際のリスク要因を、際限なく発見してしまうからです。自分よりも優れた人を、際限なく発見してしまうからです。インターネットは、そのためには、まさに最適なツールなのです。ここに、コンテンツの内容と接し方を、よくよく考えなければいけないという意味があります。

ところがモバイルツールの普及はそれを考えさせないんですね。人をどんどん考えさせなくしていく。そこが最悪なのです。誰も彼もがインターネット依存症になって、SNSで交わされるちょっとした言葉にまで反応し、まるでピンポンのように攻撃的な言葉をやりとりする。これでは「心」が壊れない方がおかしいくらいです。

寺山修司さんは「書を捨てよ、町へ出よう」と言ったのですが、私はこう言います。「スマホを仕舞って、森へ行こう」と。
高いスマホ、別に捨てなくてもいいですから。
日々のニュースを、大きな文脈の中でとらえる
ニュースは、その大部分が目くらましです。いま世の中で動いていることの一端をニュースが伝えていることは事実ですが、それを我々は、いつも大きな文脈の中でとらえる必要があるのです。

笹舟を作って小川に浮かべるとしましょう。この笹舟は、右に行ったり左に行ったり、時に石にぶつかったり、葦にからまったりしながら流れて行きます。ニュースというのはこの動きを逐一報道しているのです。今日は急流に巻き込まれてしまったとか、雨にたたられたとか、転覆したとか。

でも重要なのは、この笹舟の行き先はどこか、ということではないしょうか? それが、大きな文脈で捉えるという意味です。日々の事件にいちいち反応していたのでは、この文脈はとうてい見えません。だから、ニュースは目くらましなのです。

するとこう思われるかも知れませんね。
それじゃあ、いったい何を信じたらいいのだろうかと。
答えは、
何も信じる必要はないし、何も信じてはいけない。

もちろん、私が言うこともです。‥‥と言うことだって、信じてはいけない。
(はあ? なによそれ?)
要するに、外部からもたらされるものは、何ひとつ信じてはならないということ。信じていいのはただ一つ、自分の内側から聞こえて来る声だけです。

重要なのは、「あなたならどうする?」ということ。殺人事件が起きました、爆弾テロが起きました、児童虐待事件がありました、交通事故がありました、薬物事件がありました、収賄事件がありました‥‥。
さあ、あなたならどうする?

それが、あなたという人間を決める。
選択が、あなたというアイデンティティを形づくるのです。

この時、あなたの「考え」に聞くのではなく、「心」に聞いて欲しいのです。「考え」は、それまで仕入れてきた様々な価値観に左右されています。しかし「心」は、そうではありません。なぜなら、「心」は「魂」の扉だからです。ですから、自分の「心」をじっと見つめれば、自然と「魂」に行き着けるのです。

「魂」は嘘をつきません。「魂」は決して裏切りません。なぜなら、大宇宙とつながっているからです。あなたの「魂」は片時も宇宙と離れたことがなく、つねに宇宙の理法を宿しています。ただそれに、あなた方が気づいていないだけなのです。ですから「孤独」はありえません。

暗いニュース、悲惨なニュース、暴力的なニュースなどに接したら、事件の中身に眼を奪われるのではなく、「私ならどうする?」と「心」に問いかけてみてください。そうすれば自動的に、大きな、あなたが考えるよりももっと大きな文脈に辿り着けることになります。

大きな文脈は、あれこれ考えて、類推したり、探ったりする必要はありません。ただ耳を澄ますだけで、オートマティックに決まる。
なぜなら、「心」の本体は「魂」であり、「魂」はいつも「大宇宙」とつながっていて、「大宇宙」には一つの理法しか存在しないからです。
ニュースを使った愚民化政策
今はもう、ごく限られたテレビ番組しか、それも全部予約録画でしか観なくなったのですが、その操作の途中で、ニュースやニュース解説に出っくわすことがあります。

先日も、国際報道部の記者という人が、混迷するシリア情勢について、模型を使った「解りやすい解説」というのをしている場面をチラ見したのですが、これが相も変わらぬ西側(欧米)の見解に終始。アサド政権とそれを支援するロシアを悪者に仕立てて、NATOの行動を都合よく正当化して行く。

いつまでこんなことをやっているのだろうか、と思います。アメリカはもう一枚岩じゃありません。EUだってそうです。欧米の中が割れて来ているのです。大きく言えば、これまでの価値観をあくまで押し通したいグループと、それを見直して、新しい国際秩序を築こうとするグループとに。

23日、露米はシリアでの停戦に関する合意文書に調印しました。少なくとも軍部においては、アメリカもロシアと同盟を結んだということです。すでにカナダはシリアの空爆から撤退しましたし、アメリカ軍もこのような不毛な戦闘を早く終結したいのです。このように、ニュース報道とは全く違う現実がいま進展しています。

なによりアメリカの軍人たちにイヤ気が蔓延している。裏にある構造が、もうバレてしまったということです。

これまで、「正義」を振りかざして行ってきた数々の戦争が、軍産複合体が画策した陰謀に基づくものであったこと。その陰で、相手国に対しても自国内においても、罪なき人々の間に多数の犠牲者を出して来たことの不毛に、多くの人が気づくようになったのです。

その表れは、アメリカ大統領選の予備選の動きを見ても分かります。本来ならば、共和党の本命であったはずのジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(第43代大統領ジョージ・W・ブッシュの弟)が、全く支持率が伸びず、大統領選からの徹底を表明しました。

民主党では、本命のヒラリーが、バーニー・サンダース上院議員の猛追にあって苦戦を強いられています。ブッシュ一族もヒラリーも、共にネオコンに属する人物。その一派の勢力がどんどん薄れ、もう軍をコントロールすることすら出来なくなって来ているようです。

国際政治は陰謀が渦巻く世界で、マスコミが流している表のニュースや、ニュース解説を聞いて本気にしていたのでは、今の世界情勢のことは絶対に解りません。ニュースは所詮、プロパガンダ(宣伝)の道具でしかありませんから。

裏の裏、そのまた裏のさらに奥に、今まで世界を支配してきたひと握りの者たちの「Conspiracy(共同謀議)」が隠れています。そのシナリオが段階的に降りてきて、表に見るような事件を世界中で演出しているのです。

そして報道機関そのものが、今なお彼らの手中にあるのですから、ニュースなど大衆操作のためのプロパガンダに過ぎないのです。

こう言うと、いったい何を信じればいいのか、と思われるかも知れませんが、そもそもニュースなど、見たり聞いたりする必要はないのです。

我々がニュースだと言っているものの殆どは、過去にも聞いたことがある事件の焼き直しです。たとえば国会議員が口利きで不正に金を受け取った。その議員の名前と金額が違うだけで、同様の事件は昔からずーっとあり、我々は何度もそれらを見て来ています。覚醒剤にしろ、殺人事件にしろ、テロにしろ、みんな同じこと。

重要なのは、ならば、これからどうして行くかということです。何度も同じことを繰り返しているというのは、どこかに根本的な欠陥があるわけですから、それを是正しようとするのでなければ進歩がありません。ただ、これこれが起きたと言っているだけのニュースなど、News どころか Olds に過ぎないということです。

なぜ、いま言ったような「改善」という視点にニュースが立てないのか。また立たないのか? その意味を、よく考えてみてください。これは、センセーショナルな話題に大衆を引き込んで目を奪い、それ以上、重要なことを考えさせないようにするための手法なのです。

いわゆる愚民化政策の一環です。そうやって、次から次へと刺激的ニュースを流しておけば、背後で進行しているもっと重大なことは気づかれずに済む。人の噂も七十五日で、そのうち忘れてしまうさ、というわけです。

このような大衆操作が、日々行われているということを知ってください。世界中が、今そのことに目覚めつつあるのに、日本人の大半は未だにそれを知りません。そして相変わらず、大衆操作のためのニュース報道を信じ続けています。我々は、もっと見抜く感覚を養わなければなりませんね。